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【UE5】データ アセットとデータ テーブルの違い

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ページは必ず何かしらの親ページに紐づきます。
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例: 親=スポーツ, 子1=サッカー, 子2=野球

子ページを親ページとして更に子ページを作成することも可能です。
例: 親=サッカー, 子=サッカーのルール

親ページはいつでも変更することが可能なのでとりあえず作ってみましょう!

Unreal Engine 5(UE5)には、ゲームデータを管理しやすくするための便利な仕組みが多数存在します。その中でも、データ アセットデータ テーブルは、ゲームデータを整理・管理するための主要な手法です。本記事では、それぞれの違いを詳しく解説し、どのように使い分けるべきかを説明します。

データ アセットとは?

データ アセットは、UE5のアセットとして扱われるデータの一種で、独自のデータ構造を定義できます。BlueprintやC++でクラスを作成し、そのクラスを基にデータ アセットを作成することで、ゲーム内の設定情報やパラメータを管理できます。

例えば、RPGのキャラクター情報を管理する場合、以下のようなC++クラスを定義し、それを基にデータ アセットを作成できます。

UCLASS(BlueprintType) class UCharacterDataAsset : public UDataAsset { GENERATED_BODY() public: UPROPERTY(EditAnywhere, BlueprintReadWrite, Category="Character") FString CharacterName; UPROPERTY(EditAnywhere, BlueprintReadWrite, Category="Character") int32 HP; UPROPERTY(EditAnywhere, BlueprintReadWrite, Category="Character") int32 AttackPower; };

このデータ アセットを作成すると、UE5エディタ上でGUIを使ってキャラクターの情報を簡単に編集できます。

データ テーブルとは?

データ テーブルは、CSVやJSONなどの形式で整理されたデータを扱うための仕組みです。データ テーブルを使用すると、複数のデータセットを効率的に管理できます。

たとえば、RPGのアイテム情報を管理する場合、以下のようなC++構造体を定義し、それをデータ テーブルとして扱えます。

USTRUCT(BlueprintType) struct FItemData { GENERATED_BODY() public: UPROPERTY(EditAnywhere, BlueprintReadWrite, Category="Item") FName ItemName; UPROPERTY(EditAnywhere, BlueprintReadWrite, Category="Item") int32 ItemID; UPROPERTY(EditAnywhere, BlueprintReadWrite, Category="Item") int32 Price; };

データ テーブルを作成する際は、この構造体をベースにしてCSVやJSONデータをインポートし、エディタ上で一括管理できます。

データ アセットとデータ テーブルの違い

以下に、データ アセットデータ テーブルの違いを表にまとめました。

比較項目 データ アセット データ テーブル
データの管理方法 個別のアセットとして管理 リスト形式で一括管理
適用対象 少量のデータや個別の設定 大量のデータ(アイテム、ステータスなど)
編集方法 エディタ上でGUI編集 CSV/JSONインポート・エディタ編集
データアクセス方法 BlueprintやC++で直接参照 キー(ID)を使って検索

どちらを選ぶべきか?

使用する状況によって、データ アセットデータ テーブルのどちらが適しているかが変わります。

  • データ アセットが適している場合:
    • 個別のデータをオブジェクト単位で管理したい場合
    • Blueprintで簡単に参照・編集したい場合
  • データ テーブルが適している場合:
    • 大量のデータを扱う場合
    • CSVやJSONからデータを一括インポートしたい場合
    • IDをキーとしてデータを検索・利用したい場合

まとめ

データ アセットデータ テーブルは、それぞれ異なる用途で活用されるデータ管理の仕組みです。ゲーム開発の規模やデータの種類に応じて、適切な方法を選択しましょう。

どちらもUE5の強力な機能の一つなので、プロジェクトの要件に合わせて適切に活用することが重要です。

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ページは必ず何かしらの親ページに紐づきます。
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