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Linuxで特定拡張子のファイルを再帰削除|find -deleteの安全手順

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この記事の要点
  • find ディレクトリ -type f -name "*.拡張子" -delete がもっとも安全で速い
  • 実行前に必ず find ... -print だけで対象を確認してから削除する(dry-run)
  • -exec rm {} +xargs rm でも可。ファイル名にスペース・改行がある場合は -print0 + xargs -0
  • 対象外にしたいディレクトリは -not -path-prune で除外
  • 本番サーバでは絶対パス指定バックアップを徹底し、削除前に一覧をログに残す

やりたいこと

指定したフォルダ以下のサブディレクトリも含めて、特定の拡張子のファイル(例: *.tmp / *.log / *.bak)を再帰的に削除したい、というニーズです。Linux/macOS では find コマンドが最も適しています。

もっとも安全で速い書き方

# /path/to/folder 以下の *.txt をすべて削除
find /path/to/folder -type f -name "*.txt" -delete

-deletefind 自身が削除する組み込みアクションで、サブプロセスを起動しない分高速で安全です。GNU find / BSD find(macOS)どちらでも使えます。

削除前に必ず dry-run

# まずは対象一覧を出力して目視確認
find /path/to/folder -type f -name "*.txt" -print

# 件数だけ知りたい
find /path/to/folder -type f -name "*.txt" | wc -l

削除コマンドは取り消せません。必ず -print で対象を確認してから -delete に切り替えるのが鉄則です。

-exec rm を使う書き方

# 各ファイルに対して rm を実行(+ でまとめて引数化、効率良い)
find /path/to/folder -type f -name "*.txt" -exec rm {} +

# 古い書き方(1 ファイルごとに rm を起動するため遅い)
find /path/to/folder -type f -name "*.txt" -exec rm {} \;
記法挙動
-exec rm {} +マッチをまとめて 1 回の rm に渡す(高速)
-exec rm {} \;1 ファイルごとに rm を起動(遅い、互換用)

xargs を使う書き方

# 通常版
find /path/to/folder -type f -name "*.txt" | xargs rm

# 改行・スペース込みのファイル名にも安全な版
find /path/to/folder -type f -name "*.txt" -print0 | xargs -0 rm

ファイル名に空白・改行・記号が混じる可能性があるなら、-print0 + xargs -0 ペアが必須です。

除外したいディレクトリがある場合

# node_modules と .git は除外
find /path/to/folder \
  -not -path "*/node_modules/*" \
  -not -path "*/.git/*" \
  -type f -name "*.log" -delete

# -prune の方がパフォーマンス良い
find /path/to/folder \
  \( -name node_modules -o -name .git \) -prune \
  -o -type f -name "*.log" -print -delete

削除前に一覧をログ保存

# 削除対象をログに残してから削除
TS=$(date +%Y%m%d_%H%M%S)
find /path/to/folder -type f -name "*.tmp" -print > "/tmp/deleted_${TS}.txt"
find /path/to/folder -type f -name "*.tmp" -delete

echo "deleted $(wc -l < /tmp/deleted_${TS}.txt) files."

更新日時で絞り込む

# 30 日以上前に更新された *.log だけ削除
find /var/log/myapp -type f -name "*.log" -mtime +30 -delete

# 7 日以内のものを残す
find /tmp -type f -mtime +7 -delete

よくある事故とその防止

事故原因 / 防止策
意図しないファイルを大量削除パスの相対指定 / typo / シェル展開ミス。絶対パスで書き、-print で確認
rm * のグロブ展開でディレクトリ巻き込み-type f でファイルに限定
シンボリックリンクの先まで消えるfind はデフォルトで follow しない。-L 付与時は要注意
差し戻せない大事な階層では rm ではなく mv でゴミ箱ディレクトリへ移動する運用
Windows との混在環境WSL や Git Bash でも同じコマンドが動く。改行コードに注意

本番運用のチェックリスト

  • パスは絶対パスで書く
  • 削除コマンドの前に必ず -print で目視確認
  • 件数を wc -l で確認し、想定範囲か検証
  • 削除前に一覧をログファイルに保存
  • 大事なディレクトリは rm ではなく mv で退避
  • cron 化する前に何度か手で実行してパターンを固める

容量を超えたファイルだけ削除

# 100MB 超のログファイルだけ削除
find /var/log -type f -name "*.log" -size +100M -delete

# 1MB 未満で 30 日以上古い一時ファイル
find /tmp -type f -size -1M -mtime +30 -delete

空フォルダの削除

# 削除後に空になったディレクトリを片付ける
find /path/to/folder -type d -empty -delete

cron で定期実行する

# /etc/cron.d/clean-tmp
# 毎日 03:00 に /tmp の 7 日以上前のファイルを削除
0 3 * * * root find /tmp -type f -mtime +7 -delete >> /var/log/clean-tmp.log 2>&1

関連

  • コマンド一覧 — 親カテゴリ
  • find — ファイル検索コマンド
  • xargs — 標準入力を引数に展開
  • rm / unlink — ファイル削除
  • logrotate — ログの自動削除・ローテーション

📚 関連: ファイル形式・拡張子セクション — 主要なファイル拡張子・形式を体系的に解説。ファイル拡張子とは(概論)

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