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bzip2 / bunzip2 の使い方 - BWT による高圧縮 | CWiki IT

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この記事の要点
  • bzip2 は Burrows-Wheeler 変換 + ハフマン符号を採用した高圧縮率の圧縮コマンド
  • 2000 年代に gzip より小さく圧縮できる後継として広く普及、現在は xz / zstd に主役を譲った
  • 圧縮レベル -1 (100KB ブロック) ~ -9 (900KB ブロック)、デフォルト -9
  • 展開は bunzip2、tar.bz2 / .tbz2 が定番アーカイブ形式
  • gzip より遅いが圧縮率は約 20% 改善、ソース配布や論文データの長期保管に強い

概要

bzip2 は 1996 年に Julian Seward によって開発された圧縮プログラムで、Burrows-Wheeler 変換 (BWT) を中心に Run-Length Encoding、Move-To-Front 変換、ハフマン符号を組み合わせた多段アルゴリズムを採用しています。

gzip と比べると圧縮率が約 10~20% 高く、テキスト系データに特に強いのが特徴です。一方で圧縮・展開速度はやや遅く、メモリも多めに必要です。Linux カーネルや GNU ソースの配布形式として 2000 年代に広く採用されました。

現在では xzzstd がさらに高い圧縮率や速度を実現しているため、新規採用は減っていますが、過去のソース配布物や Debian リポジトリのインデックス (Packages.bz2) で今も現役です。

基本構文

bzip2 [オプション] ファイル...
bunzip2 [オプション] ファイル.bz2...
bzcat ファイル.bz2

主要オプション

オプション意味
-1-9ブロックサイズ指定 (100KB~900KB、デフォルト -9)
-k元ファイルを残す
-d展開 (bunzip2 と同じ)
-c標準出力へ書き出す
-f強制実行
-t整合性テスト
-v詳細表示
-s低メモリモード (約 2.5MB で動作)
-q警告を抑制

実用例

# 基本圧縮 (data.txt → data.txt.bz2)
bzip2 data.txt

# 元ファイルを残して圧縮
bzip2 -k report.csv

# 最高圧縮率 (デフォルト) で複数圧縮
bzip2 -9 *.log

# 標準出力にパイプ
mysqldump mydb | bzip2 -c > mydb.sql.bz2

# tar.bz2 アーカイブ作成
tar cjvf source.tar.bz2 src/

# bunzip2 で展開
bunzip2 data.txt.bz2

# tar.bz2 を展開
tar xjvf source.tar.bz2

# 展開せず内容を確認
bzcat archive.txt.bz2 | head -100

# 整合性テスト
bzip2 -tv huge.bz2

# 検索 (zgrep の bz2 版)
bzgrep "error" syslog.bz2

関連コマンドとの比較・組み合わせ

項目gzipbzip2xzzstd
圧縮率非常に高
圧縮速度速い遅い遅い非常に速い
展開速度速い遅い普通非常に速い
メモリ使用
tar 統合zjJ--zstd

tar のオプションは j が bzip2 に対応 (覚え方: bzip2 と j)。tar ファイルの圧縮と解凍も参照。

注意点・落とし穴

  • 速度が遅い: 大容量ファイルでは数倍時間がかかる場合があります。スピード重視なら zstd や gzip を選ぶべきです。
  • 並列圧縮には pbzip2: 純正 bzip2 はシングルスレッドのみ。マルチコアを活かしたいなら pbzip2 / lbzip2 を別途インストールします。
  • 圧縮レベル -1 でも遅い: gzip の -1 と違い、bzip2 の -1 はメモリを節約するためのオプションで速度はあまり変わりません。
  • 新規プロジェクトでは選ばない: 現在は xz か zstd が推奨される場面が多いです。

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