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pgrep コマンド完全ガイド | ps | grep | awk を 1 つに置き換える PID 検索

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この記事の要点
  • pgrepプロセス名や属性 から PID を検索するコマンド
  • ps | grep | awk の定番イディオムを 1 つに置き換えられ、自動化スクリプトで超頻出
  • -u user / -G group / -P ppid / -f 全コマンドライン などで絞り込み
  • kill / xargs と組み合わせて "名前にマッチする PID を全部終了" が定型
  • 対になる pkill は同じフィルタでシグナルを送る

概要

「nginx の PID を全部取得して何かしたい」「特定ユーザの php-fpm の PID を渡したい」といった処理は、シェルスクリプトでは日常茶飯事です。従来は ps -ef | grep nginx | grep -v grep | awk "{print \$2}" という長いイディオムを書いていましたが、これを 1 コマンドに置き換えるのが pgrep です。procps パッケージに同梱されており、Linux のほぼすべてのディストリビューションで使えます。pkill と同じセマンティクスのフィルタ言語を持つため、まず pgrep で対象が合っているかを確認してから pkill で止める、というのが安全な使い方です。

基本構文

# 名前マッチで PID 一覧
pgrep nginx

# 完全一致のみ
pgrep -x ssh

# コマンドライン全体で検索
pgrep -f "python manage.py runserver"

# ユーザ指定
pgrep -u www-data php-fpm

# 親プロセスが PID 1 のもの
pgrep -P 1

# 詳細(PID とコマンド名)
pgrep -a nginx

# 最も新しいプロセスだけ
pgrep -n nginx

# 最も古いプロセスだけ
pgrep -o nginx

主要オプション

オプション意味
-fコマンドライン全体でマッチ
-x完全一致のみ
-u user実効ユーザで絞り込み
-U user実ユーザで絞り込み
-G groupグループで絞り込み
-P ppid親 PID で絞り込み
-t tty制御端末で絞り込み
-n / -o最新 / 最古のプロセスのみ
-aPID とコマンドを併記
-c件数のみ出力
-d delim区切り文字指定(デフォルト改行)

実用例

# nginx 関連の PID 一覧
pgrep -a nginx

# PID をカンマ区切りで取得し top に渡す
top -p $(pgrep -d, nginx)

# 名前マッチで件数だけ知りたい
pgrep -c php-fpm

# スクリプトでの典型: 存在チェック
if pgrep -x nginx > /dev/null; then
  echo "nginx is running"
fi

# 起動中の Django runserver を一掃
pgrep -f "manage.py runserver" | xargs -r kill -9

# 子プロセスだけ拾う
pgrep -P $(pgrep -o nginx)

関連コマンドとの比較・組み合わせ

pgrep + xargs kill でほぼ何でもできますが、シグナルを送る部分まで一気にやるなら pkill のほうが短く済みます。スクリプト中で「動いているかどうかだけ知りたい」場合は pgrep -x ... >/dev/null をフラグ代わりに使うのが定番。ps はより詳細な情報を取りたいときに併用し、killall は名前で一括処理する場面で使い分けます。

注意点・落とし穴

  • デフォルトは 部分一致sh を引数にすると bash や zsh も巻き込まれる。-x や -f を活用
  • -f はコマンドライン引数まで見るため、grep 自身を拾ってしまうトラブルが起きうる(ただし pgrep 本体は除外される)
  • 15 文字制限: procfs の /proc/PID/comm は 15 文字までしか保持しない。長い名前は -f 必須
  • コンテナ内では namespace の関係でホストの PID は見えない

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