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fg コマンド完全ガイド | バックグラウンドジョブをフォアグラウンドに戻す

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この記事の要点
  • fg はバックグラウンドジョブや停止中のジョブを フォアグラウンドに戻す 組み込みコマンド
  • 引数なしならカレントジョブ、%N でジョブ番号指定
  • vi や less を Ctrl+Z で抜け、後で再開する典型シーン
  • ペアになるのは bg、状態確認は jobs
  • fg 中は端末が握られるため、新しいコマンドを打ちたければ再度 Ctrl+Z

概要

シェルジョブ制御の三種の神器が jobs / bg / fg です。fg はバックグラウンドや停止中のジョブをフォアグラウンドに復帰させ、再び端末で対話できるようにします。エディタを途中で抜けて別作業をし、戻ってきて編集を続ける、というワークフローはこれで成り立っています。tmux / screen がない素の SSH 端末でも、fg / bg / Ctrl+Z だけで簡易マルチタスクが可能です。

基本構文

# カレントジョブをフォアに戻す
fg

# ジョブ番号指定
fg %1

# コマンド名で指定
fg %?vi

# カレントジョブ
fg %+

主要オプション

fg もオプションは少なく、ジョブ指定子だけが本体です。

引数意味
(なし)カレントジョブをフォアへ
%Nジョブ番号
%+ / %%カレントジョブ
%-1 つ前のジョブ
%?strコマンド文字列に str を含むジョブ

実用例

# vi を編集中に shell に戻りたい
^Z
[1]+ Stopped   vi /etc/nginx/nginx.conf

# 別コマンドを叩いてから vi に戻る
$ ls -la /etc/nginx/
$ fg %1
# vi が復帰

# バックグラウンドの長いビルドを進捗確認のため一旦フォアに
$ jobs
[1]+ Running   make -j8 &
$ fg %1
# Ctrl+C で止めるか、Ctrl+Z でまた停止
# 続きはまた bg で再開可能

関連コマンドとの比較・組み合わせ

長期的にはターミナルマルチプレクサ(tmux / screen)のほうが圧倒的に便利ですが、それでも fg / bg / jobs を即座に使えるとパッチワークのような場面で強いです。バックグラウンドに回したいなら bg、状態を見たいなら jobs、切断耐性が必要なら nohup + disown と組み合わせます。

注意点・落とし穴

  • fg 中の標準入力は端末が握る。Ctrl+C で SIGINT を送ると終わってしまうため、止めたいだけなら Ctrl+Z でサスペンド
  • 同名コマンドが複数あると %?vi が曖昧と判定される。ジョブ番号 %N を使うほうが確実
  • サブシェル経由で起動したジョブは、親シェルの fg で呼び戻せない
  • fg で復帰したプロセスがロックを持っている場合、Ctrl+C で乱暴に止めるとデッドロックの種になりうる

関連リンク

実用 Tips・bg との使い分け・現代の代替

fg はサスペンド中またはバックグラウンド実行中のジョブをフォアグラウンドに引き戻すコマンドです。引数なしで「最後のジョブ」が対象になり、fg %2 のようにジョブ番号を指定することもできます。jobs -l でジョブ番号と PID を確認するのが基本ワークフローです。

# vim 編集中に Ctrl-Z でシェルに戻り、git status してから fg で復帰
vim file.txt
# (Ctrl-Z)
git status
fg              # vim に戻る

# 複数ジョブの場合
jobs -l
fg %2           # 2 番目のジョブをフォア化

現代の代替: 短時間の作業切り替えなら fg/bg で十分ですが、長時間の作業では tmux または screen でセッション全体を切り替える方が断然便利です。複数ウィンドウ・ペイン分割・切断後の復元など、ジョブ制御だけでは得られない機能が一式そろっています。

落とし穴: fgそのシェル内のジョブにしか効きません。別ターミナル・別 SSH 接続のジョブには触れないので、システム全体のジョブ管理には pskillsystemctl を使います。

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