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lsmod コマンド完全ガイド | ロード中カーネルモジュール確認 | Linux コマンド一覧

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この記事の要点
  • lsmod は現在カーネルにロードされているモジュール一覧を表示するコマンド
  • 出力は「モジュール名 / サイズ / 参照カウント / 依存モジュール一覧」の 4 列
  • モジュール詳細は modinfo モジュール名、ロード / アンロードは modprobe / rmmod
  • /proc/modules を整形して表示しているだけなので非常に軽い

概要

lsmod は現在 Linux カーネルにロードされているカーネルモジュール (LKM: Loadable Kernel Module) の一覧を表示するコマンドです。kmod パッケージに含まれます。

カーネルモジュールはドライバ・ファイルシステム・ネットワークプロトコルなどの機能を必要なときにだけカーネル空間に追加する仕組みで、サーバートラブルシュート (デバイスが認識されない・モジュール競合) や、不要モジュールの blacklist 化検討時に確認します。

基本構文

lsmod

lsmod にはユーザー向けオプションはほぼありません (バージョン表示・ヘルプのみ)。出力をフィルタしたい場合は grep などと組み合わせます。

$ lsmod\nModule                  Size  Used by\nnf_conntrack          172032  4 nf_conntrack_netlink,xt_conntrack,nf_nat\nbridge                311296  0\nxfs                  1486848  2\nintel_rapl_msr         20480  0\n...

出力フォーマット

意味
Moduleモジュール名
Size使用メモリ (バイト)
Used by参照カウント + コロン無しのカンマ区切りで「依存しているモジュール名」

Used by の数値が 0 で依存モジュール名も空ならば、そのモジュールは安全にアンロード可能です (それ以外の理由でビジーな場合はあります)。

主要オプション

lsmod 自体はオプションを取りませんが、関連コマンドが充実しています。

コマンド用途
modinfo <name>モジュールの詳細 (作者・ライセンス・パラメータ・依存)
modprobe <name>依存モジュールも含めてロード
modprobe -r <name>依存も含めてアンロード
insmod <file.ko>単体ファイルをロード (依存解決なし)
rmmod <name>単体アンロード (依存解決なし)
depmod -aモジュール依存情報の再構築

実用例

特定モジュールが入っているか確認

$ lsmod | grep -E "^(nvidia|nouveau)"\nnvidia              56795136  18\nnvidia_uvm           1490944  0

使われていない (Used by 0) モジュールを抽出

$ lsmod | awk "NR>1 && \$3==0 {print \$1}"

モジュールの詳細を見る

$ modinfo bridge | head\nfilename:       /lib/modules/5.15.0/kernel/net/bridge/bridge.ko\nlicense:        GPL\nauthor:         Lennert Buytenhek

ロードされたモジュール数

$ lsmod | wc -l\n# ヘッダ行を含むので -1 で実数\n$ echo $(( $(lsmod | wc -l) - 1 ))

関連コマンドとの比較・組み合わせ

  • /proc/modules: lsmod の元データ。整形なしで生情報
  • dmesg: モジュールロード時のカーネルメッセージを確認 (article/24498)
  • lspci -k: PCI デバイスとそのカーネルドライバの対応 (article/24497)
  • /etc/modules-load.d/: 起動時に自動ロードするモジュール定義
  • /etc/modprobe.d/: モジュールパラメータ / blacklist の定義

注意点・落とし穴

  • カーネル本体に組み込み (built-in) されている機能は lsmod に表示されない。cat /proc/config.gz/boot/config-$(uname -r) で確認
  • 使用中のモジュールを rmmod で強制削除するとシステムが固まる可能性。modprobe -r で依存解決
  • セキュリティ強化された環境では kernel.modules_disabled=1 で新規ロードがブロックされていることがある
  • カーネルアップデート後はモジュールパスが /lib/modules/$(uname -r)/ に切り替わるため再起動が必要

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