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uptime コマンド完全ガイド | 稼働時間・ロードアベレージ確認 | Linux コマンド一覧

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この記事の要点
  • uptime はシステム稼働時間・ログインユーザー数・ロードアベレージを 1 行で表示するコマンド
  • ロードアベレージは「1 分・5 分・15 分」の平均で、CPU コア数を超え続ける状態は要注意
  • -p でプリティ表示、-s で起動時刻を表示できる
  • top / w / vmstat と組み合わせて負荷の傾向を把握するのが定石

概要

uptime はシステムが起動してからの経過時間 (稼働時間)、現在ログイン中のユーザー数、そして過去 1 分・5 分・15 分のロードアベレージを 1 行で表示するコマンドです。サーバーの健康状態を最短で把握する手段として、運用現場では最も頻繁に叩かれるコマンドの 1 つです。

ロードアベレージは「実行可能 (running) または割り込み不可待ち (uninterruptible sleep) 状態のプロセス数の移動平均」を表しており、CPU コア数と比較することで負荷の高低を判断します。例えば 4 コアのサーバーで 15 分平均が 8.0 を超え続けるなら明確な過負荷です。

基本構文

uptime [オプション]
$ uptime\n 14:23:51 up 12 days,  4:32,  3 users,  load average: 0.45, 0.62, 0.71

左から順に「現在時刻」「稼働時間」「ログインユーザー数」「ロードアベレージ (1 分 / 5 分 / 15 分)」です。

主要オプション

オプション説明
-p / --pretty「up 12 weeks, 3 days, 4 hours, 32 minutes」のように読みやすい形式で稼働時間のみ表示
-s / --sinceシステムが起動した日時を表示 (例: 2026-06-10 09:51:23)
-h / --helpヘルプを表示
-V / --versionバージョンを表示

実用例

起動時刻を ISO 風に取得

$ uptime -s\n2026-06-10 09:51:23

ロードアベレージだけを切り出す

$ uptime | awk -F"load average: " "{print \$2}"\n0.45, 0.62, 0.71

監視スクリプトで閾値判定

load1=$(cut -d" " -f1 /proc/loadavg)\nif awk "BEGIN{exit !($load1 > 4.0)}"; then\n  echo "ALERT: 1min load=$load1"\nfi

uptime そのものでなく /proc/loadavg を直接読むとパース不要で確実です。

関連コマンドとの比較・組み合わせ

  • w: uptime と同じ 1 行 + ログインユーザー一覧を併記。article/24499 参照
  • top / htop: ヘッダ行に uptime 相当を含み、リアルタイムで負荷を追える
  • /proc/loadavg: パース無しで取得できるカーネル直接インターフェース
  • vmstat 1: ロードだけでなく CPU 内訳・I/O 待ちまで把握できる
  • tuptime (要パッケージ): 過去すべての起動・停止履歴を集計

注意点・落とし穴

  • ロードアベレージは「CPU 使用率」ではない。I/O 待ち (D ステート) も含まれるため、ディスクが遅いだけでも load は上がる
  • CPU コア数を確認せずに「load 5 はヤバい」と判断するのは早計。nproc で割って正規化するのが正しい
  • コンテナ内で実行してもホスト全体の負荷が返る (cgroup ごとの load ではない)
  • 稼働時間は /proc/uptime 由来。NTP で大きく時刻補正すると現在時刻表示は飛ぶが稼働時間は連続

関連リンク

load average の読み方

uptime の中で最も実務的な情報が load average(1 分・5 分・15 分の平均値)です。「実行可能(runnable)状態または I/O 待ち(uninterruptible sleep)のプロセス数の平均」を表します。

load 値判断 (CPU 4 コアの場合)
0.5余裕、半分しか使ってない
4.0ちょうど飽和、これ以上で詰まる
8.02 倍、明らかに過負荷
16.0パニック領域、即対処

分母はコア数です。コア数は nproc で取得できます。「load average 4.0 が正常か異常か」はサーバスペック次第で答えが変わります。

# load average / CPU コア数 で正規化
awk '{print $1/'"$(nproc)"'}' /proc/loadavg

# 1 分の load が 1.5 倍を超えたら alert
awk -v cores=$(nproc) '{if ($1 > cores * 1.5) print "OVERLOAD"}' /proc/loadavg

落とし穴: Linux の load average は I/O 待ちも含むため、CPU が空でもディスク I/O 詰まりで高くなります。CPU 利用率だけ見ても判断つかない場合は iostatvmstat 1 も併用しましょう。

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