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du コマンド完全ガイド | ディレクトリ容量集計と大食い特定 | Linux コマンド一覧

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この記事の要点
  • du はディレクトリ・ファイル単位のディスク使用量を集計するコマンド
  • du -sh * でカレント直下の各エントリの合計サイズを人間可読で
  • du -h --max-depth=1 で 1 階層だけ展開して大食い犯人を絞り込む
  • df との違いは「ディレクトリツリーを実際にたどる」点。巨大ツリーでは時間がかかる

概要

du (disk usage) は指定したディレクトリ以下のファイル使用量を再帰的に集計するコマンドです。df がファイルシステム全体を見るのに対し、du は「どのディレクトリが容量を食っているか」を特定する用途で使います。

大規模ツリーに対して実行すると数十秒〜数分かかることもあるため、深さや対象を絞るオプションの使い方がポイントです。

基本構文

du [オプション] [ファイル/ディレクトリ ...]
$ du -sh /var/log\n2.3G    /var/log

主要オプション

オプション説明
-s / --summarize合計のみ (再帰の中身は表示しない)
-h / --human-readableK / M / G で読みやすく
-a / --allディレクトリだけでなくファイルも個別表示
-c / --total末尾に合計行を追加
--max-depth=N表示する階層の深さを制限
-d N--max-depth=N のショートカット (GNU)
-x / --one-file-system他のファイルシステムに跨らない
--exclude=PATTERN指定パターンを除外
--apparent-size実際のディスク使用量ではなくファイルサイズ (sparse 考慮)
--time最終更新時刻も併記

実用例

カレント直下の大食いを把握

$ du -sh * | sort -h\n4.0K    .gitignore\n12K     README.md\n45M     node_modules\n1.2G    logs

1 階層展開して降順ソート

$ du -h --max-depth=1 /var | sort -hr | head\n8.5G    /var\n5.1G    /var/lib\n2.3G    /var/log\n1.0G    /var/cache

巨大ファイル Top10 を特定

$ du -ah /home | sort -hr | head -n 10

node_modules や .git を除外

$ du -sh --exclude=node_modules --exclude=.git ./*

関連コマンドとの比較・組み合わせ

  • df: ファイルシステム全体の集計。article/24493 参照
  • ncdu: インタラクティブな du。大規模ツリーの調査に圧倒的に便利
  • find ... -size +N: サイズ条件でファイル抽出
  • sort -h: -h 表示の単位を理解してソート (GNU coreutils 7.5+)

注意点・落とし穴

  • du は実際の「ブロック使用量」を返すため、ファイルサイズ合計より大きくなることがある (ブロック端数)
  • 逆に --apparent-size を付けると sparse ファイルでは見かけ上の巨大値が出る
  • シンボリックリンクのリンク先まで辿りたいときは -L。デフォルトはたどらない
  • /proc/sys を含むと無意味な計算が走る。-x 推奨
  • 権限がないディレクトリは集計から漏れる。正確を期すなら sudo
  • 巨大ツリーでは I/O 負荷が無視できない。本番では ionice -c3 du ... でアイドル優先に

関連リンク

大規模ディレクトリでの実用パターン

duディレクトリツリーを再帰的に走査するため、巨大ファイルシステムでは数分〜数十分かかることがあります。深さ制限 (-d N) や除外 (--exclude) で抑えるのが定石です。

# /var 配下の TOP 10 を高速取得 (深さ 2 まで)
du -hd 2 /var | sort -hr | head -10

# プロセス情報やマウントは除外
du -hd 1 / --exclude=/proc --exclude=/sys --exclude=/dev 2>/dev/null | sort -hr | head

# 100MB 超のディレクトリだけ
du -h /home | awk '$1 ~ /[0-9]+G|[1-9][0-9]{2,}M/ {print}'

df との違いを意識すること: df はファイルシステム単位のブロック使用量、du はファイル内容の合計サイズです。削除中のファイル(プロセスが開いたまま rm)は du から消えるが df では残るため、両者が乖離したら lsof | grep deleted で開いているプロセスを探します。

高速な代替: ncdu はインタラクティブで、サブディレクトリを矢印キーで掘り下げられる優秀な代替です。大規模ファイルシステムの整理時は ncdu -x /var が圧倒的に効率的。

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