◀ 13.

HOI4 Mobile Warfare 解説|機甲と速度の陸軍ドクトリンとおすすめサブドクトリン

▶

この記事の要点

  • Mobile Warfare(機動戦)は 1.17 以降、陸の Grand Doctrine 4 種の 1 つ。旧ツリーの左右の分岐は無くなった
  • 採用時: 師団速度 +10%、計画速度 +20%、戦術 Unexpected Thrust
  • 機甲トラックを習熟しきると Brigade Size +1 と戦術 Blitz
  • マイルストーンを合わせると計画速度は合計 +50%、移動時の組織率損失も減る
  • 開始時に採用しているのはドイツ(1939 年開始ではベーメン・メーレン保護領も)

Panzer IV
Panzer IV — ドイツは Mobile Warfare で開始する(Wikimedia Commons より、PD / CC)

11.17 以降の Mobile Warfare

1.17 で陸のドクトリンは「Grand Doctrine を 1 つ選び、4 本のトラックにサブドクトリンを入れて習熟で育てる」制度になりました。Mobile Warfare はその Grand Doctrine の 1 つです。公式 Wiki の説明は「敵が予期しない場所を突け」という趣旨で、攻撃的な機動で第一次世界大戦型の塹壕の膠着を破る方針とされています。

1.16 以前の Mobile Warfare は 1 本のツリーを研究し、途中で分岐を選ぶ形でした。旧ツリーの段ごとの効果は現行には残っていません。開発日誌では Mobile Warfare を「名目上は計画速度と結びついた系統」と紹介し、計画速度の強化がマイルストーンにも組み込まれていると説明しています。

2採用時のボーナス

項目効果
師団速度+10%(全師団)
計画速度+20%(計画ボーナスが貯まる速さ)
戦術Unexpected Thrust を解禁
費用陸軍経験値(公式 Wiki: 1 件 100 または 50。精神・顧問などで増減)

採用時の 2 つはどちらも兵科を問わず全師団に効くのが特徴です。砲兵や支援中隊にだけ乗る Superior Firepower と違い、歩兵師団中心の軍でも恩恵があります。師団速度は前進・包囲・戦線の穴埋めのすべてに効き、計画速度は攻勢の間隔を短くします。

3マイルストーン(トラックを習熟しきったときの追加効果)

トラックマイルストーンの効果
Infantry移動時の組織率損失 −15%
増援率 +2%
戦術 Delay
Artillery & Combat Support組織率 25% 未満での損失 −10%
計画速度 +10%
戦術 Overwhelming Fire
ArmorBrigade Size +1(1 列あたりの大隊数上限)
戦術 Blitz
Operations計画速度 +20%
戦術 Backhand Blow
連隊支援中隊の突破 +10%・組織率 +10
  • 計画速度は採用時 +20%、砲兵 +10%、作戦 +20% で合計 +50%。攻勢を止めて計画を貯め直す時間が短くなり、連続攻勢を回しやすくなります
  • Brigade Size +1 は機甲トラック。戦車を主力にして戦っている国ほど早く解禁できます
  • 移動時の組織率損失 −15%は、戦線の後方を回り込む機動部隊の消耗を減らします
  • Operations マイルストーンには 1.19 で入った連隊支援中隊向けの突破・組織率が含まれています

4相性の良いサブドクトリン

Grand Doctrine はサブドクトリンの選択肢を制限しません(公式 Wiki)。以下は Mobile Warfare の速度・突破と重なる候補です。数値は 1.19.3 対応の公式 Wiki によります。

トラック候補理由
ArmorArmored Spearhead採用時に戦術 Breakthrough。習熟で戦車系の突破 +10% が 2 回、最終段階で戦車の突破 +20%。突破で戦線を割る戦い方の中心
ArmorStreamlined Deployment採用時から戦車系の軟攻 +10%・突破 +10%。1 段階目で軽戦車・中戦車の設計コスト −50%。習熟で補給使用の軽減や回復率も付く
ArmorArmored Cavalry(NCNS)装甲車・機械化歩兵・軽戦車を強化し、速度ボーナスも付く。軽い機甲で偵察と追撃をする軍向け
OperationsDeep Battle採用時に戦術 Backhand Blow と戦車の組織率 +4。習熟で増援率 +5% が 2 回、移動時の組織率損失 −20% と −10%
OperationsMission-Type Tactics採用時に日次指揮力 +0.2(1.19.3)と歩兵系の組織率 +15。習熟で移動時の組織率損失 −15%、戦車系の速度 +10%
InfantryMobile Infantry採用時に歩兵系の突破 +10% とトラックの研究ボーナス。習熟で自動車化・機械化歩兵の組織率 +20、最終段階で歩兵系の速度 +20%
Artillery & Combat SupportMobile Recon & Assault / Self-propelled Support(NCNS)装甲車・偵察・自走砲・自走対空・駆逐戦車など、機動部隊に付いていける支援を強化する
ヒント: Mobile Warfare は採用時に Unexpected Thrust、マイルストーンで Delay・Overwhelming Fire・Blitz・Backhand Blow を解禁します。Armored Infantry Support(戦術 Blitz)や Deep Battle(戦術 Backhand Blow)の戦術解禁は重複するので、選ぶ理由は戦術ではなく数値の効果で判断します。

5習熟の貯め方と順番(目安)

1.17.4 で機甲トラックの習熟倍率は 4 倍から 10 倍に引き上げられました。装甲車・戦車とその派生が戦闘に出ると貯まります。1 トラックあたりの月間上限は 40 です。

  1. 開戦前: Mobile Warfare と機甲トラックのサブドクトリンを採用し、戦車師団を訓練に回して少しずつ貯める(訓練は 10% の率)
  2. 開戦後: 機甲師団を突破役として前線に出し、機甲トラックを最優先で習熟しきる(Brigade Size +1 と Blitz)
  3. Operations トラックは倍率 0.7 倍と低いが、計画速度 +20% と Backhand Blow があるので長期戦では取りに行く

戦車が揃う前は歩兵トラックの習熟が先に進むことが多いはずです。歩兵マイルストーン(移動時の組織率損失 −15%、増援率 +2%)は機動戦でも役に立つので、歩兵トラックも無駄にはなりません。

6向く国と軍の組み方

公式 Wiki の開始時ドクトリン一覧では、1936 年開始時に Mobile Warfare を採用しているのはドイツだけです(1939 年開始ではベーメン・メーレン保護領も)。公式 Wiki は、開始時のドクトリンを使い続けたほうが長期的に陸軍経験値の消費が少ないとしています。

効果から見た目安は次のとおりです。

  • 戦車と自動車化部隊を十分な数そろえられる国: 機甲トラックの Brigade Size +1 と突破系サブドクトリンが活きる
  • 短期決戦で包囲を狙う国: 師団速度と計画速度で攻勢の回転が速くなる
  • 燃料と補給に余裕がある国: 機動部隊は燃料と補給を多く使うので、ここが詰まると速度の利点を活かせない

機甲師団の組み方は 中戦車師団テンプレ や 装甲擲弾兵師団テンプレ、包囲の手順は 包囲殲滅戦のコツ、燃料は 燃料管理と石油資源 を参照してください。

7戦車が少ない国が Mobile Warfare を使う場合

採用時の師団速度と計画速度は歩兵師団にも効くので、戦車が揃わない国でも Mobile Warfare を選ぶ意味はあります。その場合は、機甲トラックの Brigade Size +1 を当面あきらめ、歩兵トラックと Operations トラックを先に育てる構成が現実的です。

  • 歩兵トラック: Mobile Infantry で歩兵系の突破と速度を伸ばし、歩兵マイルストーン(移動時の組織率損失 −15%、増援率 +2%)を取る
  • Operations トラック: Mission-Type Tactics や Deep Battle で移動時の組織率損失をさらに減らし、Operations マイルストーンの計画速度 +20% を狙う
  • 機甲トラック: 少数の戦車でもサブドクトリンを入れておけば、未選択時の貯金より多くの習熟を得られる

ただし、戦車を使わない前提なら、歩兵トラックで Brigade Size +1 が付く Grand Battleplan や Mass Assault のほうがマイルストーンを活かしやすい点は比較しておきましょう。

81.19.3 の調整で気をつける点

1.19.3 では連隊支援の駆逐戦車(TD-RS)と自走対空(SPAA-RS)が弱体化し、必要車両が 10 から 15 に、装甲・防御・軟攻の補正も大きく下がりました。これらはそれぞれ「駆逐戦車」「自走対空」のカテゴリから外れ、連隊支援用のカテゴリだけの恩恵を受けます。サブドクトリンの効果説明で「Tank Destroyers」とあっても、連隊支援版には別枠の効果しか乗らない点に注意してください。

9切り替えるときの注意

注意
陸の Grand Doctrine を替えると陸のすべてのトラックの習熟がリセットされます(公式 Wiki)。習熟しきったサブドクトリンを入れ替えるとそのトラックのマイルストーンを失います(開発日誌)。ドイツで別の系統に乗り換える場合は、戦車の生産計画と合わせて開戦前に判断するのが安全です。

10よくある質問

Q. Mobile Warfare は戦車がないと意味がない?
A. 採用時の師団速度 +10%・計画速度 +20% は全師団に効くので、戦車がなくても効果はあります。ただし Brigade Size +1 は機甲トラックのマイルストーンなので、戦車を使わない軍では取りにくくなります。

Q. 旧ツリーの戦車寄り・歩兵寄りの分岐はどうなった?
A. 1.17 で分岐は廃止されました。戦車を伸ばすなら Armor トラックの Armored Spearhead や Streamlined Deployment、自動車化歩兵を伸ばすなら Infantry トラックの Mobile Infantry と、サブドクトリンで方向を決めます。

Q. 計画速度と最大計画はどう違う?
A. 計画速度は計画ボーナスが貯まる速さ、最大計画は貯められる上限です。Mobile Warfare は速さを、Grand Battleplan は上限を伸ばします。

出典: Hearts of Iron 4 Wiki「Land doctrine」 / Developer Diary「Doctrines」 / Patch 1.17.4 / Patch 1.19.3

11関連記事

Post Share
子ページ

子ページはありません

同階層のページ
  1. 大隊一覧 ①歩兵系
  2. サポート中隊一覧
  3. 攻め歩兵テンプレ 12-4
  4. 中戦車師団テンプレ 13-5
  5. 戦車設計入門 (NSB)
  6. 戦闘機・爆撃機の設計 (BBA)
  7. 海軍艦艇の設計 (MtG)
  8. ドクトリン徹底比較と選び方
  9. 大隊一覧 ②戦車・機甲系
  10. 大隊一覧 ③砲兵・対戦車・対空 系
  11. 陸戦ドクトリン①Superior Firepower(火力優勢)
  12. 陸戦ドクトリン②Grand Battleplan(大戦闘計画)
  13. 陸戦ドクトリン③Mobile Warfare(機動戦)
  14. 陸戦ドクトリン④Mass Assault(大量突撃)
  15. 空戦ドクトリン①Strategic Destruction(戦略爆撃)
  16. 空戦ドクトリン②Operational Integrity(制空と中型機)
  17. 空戦ドクトリン③Battlefield Support(地上支援)
  18. 海戦ドクトリン①Fleet In Being(艦隊決戦)
  19. 海戦ドクトリン②Trade Interdiction(通商破壊)
  20. 海戦ドクトリン③Base Strike(基地攻撃)
  21. 重戦車師団テンプレ
  22. 守備歩兵テンプレ 7-2 詳細
  23. 空挺師団テンプレ
  24. 装甲擲弾兵師団テンプレ
  25. V 兵器(V1 / V2)とミサイル
  26. ジェット機 / 最新航空機
  27. 原子爆弾(核兵器)
  28. 連隊支援の使い方
  29. 特殊部隊ドクトリン

最近更新/作成されたページ