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Unreal Engine 5の「Event Tick」とは?

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ページの作成

親となるページを選択してください。

ページは必ず何かしらの親ページに紐づきます。
親ページに紐づくページを子ページといいます。
例: 親=スポーツ, 子1=サッカー, 子2=野球

子ページを親ページとして更に子ページを作成することも可能です。
例: 親=サッカー, 子=サッカーのルール

親ページはいつでも変更することが可能なのでとりあえず作ってみましょう!

Unreal Engine 5(以下、UE5)には、ゲーム内でのさまざまな処理を制御するための豊富なイベントが用意されています。その中でも「Event Tick」は、ゲームのフレームごとに実行される特別なイベントとして非常に重要です。このイベントを利用することで、リアルタイムでの処理や更新を実現できます。

「Event Tick」が呼び出される仕組み

Event Tickは、アクターまたはブループリントが存在している間、毎フレーム呼び出されます。具体的には、ゲームのフレームレート(例: 60fpsであれば1秒間に60回)に応じてイベントがトリガーされます。

この特性により、動的な変化や継続的な処理が必要な場面で大いに役立ちます。ただし、頻繁に呼び出されるため、使用には注意が必要です。

「Event Tick」の用途

Event Tickは、以下のような処理に適しています:

1. キャラクターやオブジェクトの移動
リアルタイムでアクターの位置や回転を変更する処理に使用されます。たとえば、カメラの追従やエネミーAIの追尾に利用できます。

2. 状態の監視
プレイヤーの体力やスコア、特定の条件が満たされたかどうかをフレームごとにチェックすることができます。

3. アニメーションやエフェクトの更新
時間経過に応じたアニメーションの進行やパーティクルエフェクトの変化など、フレーム単位での更新が必要な処理に適しています。

4. タイマーの代替
時間の経過を細かく追跡するために、Tickイベントを利用して経過時間を計算することも可能です。

ブループリントでの「Event Tick」の使い方

UE5のブループリントでEvent Tickを使用する手順は以下の通りです:

手順:

1. アクターまたはブループリントクラスを開きます。 2. イベントグラフ(Event Graph)で右クリックし、「Event Tick」と入力してノードを追加します。 3. 必要な処理をノードとして追加し、「Event Tick」と接続します。

たとえば、以下のような実装が考えられます:

- プレイヤーの近くにいる敵の向きをリアルタイムで変更する。 - 特定の条件が満たされるまで、オブジェクトをゆっくり移動させる。 - 環境音のボリュームをプレイヤーの位置に応じて調整する。

「Event Tick」を使用する際の注意点

1. パフォーマンスに配慮する
「Event Tick」は非常に頻繁に実行されるため、処理が複雑すぎるとパフォーマンスに悪影響を与える可能性があります。軽量な処理を心がけ、必要に応じて条件分岐や関数の呼び出しを最適化してください。

2. 不必要な使用を避ける
フレームごとの更新が必要でない場合は、他のイベントやタイマーを使用する方が効率的です。

3. デバッグの重要性
フレームごとに実行されるため、意図しない動作が発生した場合、デバッグが難しくなることがあります。Print Stringノードやブレークポイントを活用して動作を確認してください。

「Event Tick」の代替手段

フレーム単位の処理が必要でない場合、以下の代替手段を検討してください:

1. タイマー
一定間隔で処理を実行する場合は、Set Timer by Function Nameノードを使用します。これにより、不要なフレーム更新を避けられます。

2. コールバックイベント
特定のトリガー条件でのみ処理を実行したい場合、カスタムイベントや他のブループリントイベントを使用すると効率的です。

3. Sequencer
複雑なアニメーションや時間制御が必要な場合は、Sequencerを利用することで手動でのフレーム処理を削減できます。

まとめ

「Event Tick」は、UE5でリアルタイムな更新を必要とする処理を実現するための強力なツールです。ただし、頻繁に実行される性質上、パフォーマンスへの影響を最小限に抑える設計が求められます。適切な用途で活用し、必要に応じて代替手段を検討することで、効率的なブループリント設計を目指しましょう。

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親となるページを選択してください。

ページは必ず何かしらの親ページに紐づきます。
親ページに紐づくページを子ページといいます。
例: 親=スポーツ, 子1=サッカー, 子2=野球

子ページを親ページとして更に子ページを作成することも可能です。
例: 親=サッカー, 子=サッカーのルール

親ページはいつでも変更することが可能なのでとりあえず作ってみましょう!
子ページ
子ページはありません
同階層のページ
  1. Event BeginPlay
  2. Event ActorBeginOverlap
  3. Event Tick
  4. on component begin overlap
  5. On Component Hit