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ARCHICAD Column ツールで柱を配置する手順(断面・高さ・3D 確認)

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この記事の要点

  • Column ツールはパレット左の柱アイコン。クリックで配置、ダブルクリックで設定
  • 断面は Rectangle / Round / Custom Profile の 3 タイプ
  • Home Story と高さ(Bottom / Top)でレベルを設定。階層を跨ぐ柱も可
  • Core and Veneer(コアと被覆)で耐火被覆などを表現(柱には Composite は使えない)
  • 配置後は 3D ウィンドウで確認、複合壁との交差は Wrapped / Unwrapped の選択とビルディングマテリアルの優先度で自動処理

1ARCHICAD Column ツールの位置

ARCHICAD(Archicad)の Column(柱)ツールは、左の Toolbox パレットの Design グループにあります。Wall / Slab / Roof などと同じ建築要素ツール群の中に並びます。ショートカットは K(バージョンにより異なる)。Tool Palette が見えない場合は Window → Palettes → Toolbox から表示できます。

ARCHICAD Column 配置画面

21. 柱を配置する

  1. Column ツールを選択
  2. Info Box(画面上部)で断面・寸法・高さを設定
  3. 平面ビューで配置位置をクリック
  4. 回転角度を指定(直交配置なら 0°)

連続配置の場合はそのまま次の地点をクリック。ESC で配置モード終了です。

32. 断面(Cross Section)

Column Default Settings ダイアログ(柱ツール選択中に Ctrl+T)で 3 タイプから選びます。

タイプ形状用途
Rectangle長方形(幅 × 奥行)RC 柱、鉄骨ボックス柱
Round円形(径)RC 円柱、鋼管柱
Custom Profile任意断面(Profile Manager で作成)H 鋼、L 鋼、装飾柱

Custom Profile の作り方

  1. Options → Element Attributes → Profile Manager
  2. 「New」で新規プロファイルを作成 → Use With で「Column」を有効に
  3. 2D 編集ウィンドウで断面形状を描画
  4. Fill(材質)と Pen を設定
  5. Store Profile → 名前を付けて保存
  6. Column Settings の Structure パネルで断面を Complex Profile にし、作成したプロファイルを選択

43. レベルと高さ

Column Settings の Preview and Positioning パネルで設定します。

[Home Story]       配置の基準階。1階に置くなら "1. Story"
[Bottom Offset]    Home Story 基準面からの下端オフセット (例: 0mm)
[Top Offset]       上端のオフセット (例: 2,900mm = 階高に合わせる)
[Column Height]    Bottom から Top までの高さ(自動計算)

階を跨ぐ柱:
  Top Link を 2 階に変更 → 高さは自動で 2 階分

スラブを貫通させない:
  Floor Plan Display で Symbolic Cut のレベルを調整

ARCHICAD Column 設定ダイアログ

54. コアと被覆(Core and Veneer)

鉄筋コンクリート柱でコアと被覆を分けて表現したい、鉄骨柱に耐火被覆を巻きたい場合は Veneer(被覆)を使います。Composite(複合構造)は壁・スラブ・屋根・シェル用で、柱には使えません。

  1. Column Settings の Structure パネル(Segment ページ)を開く
  2. Add/Remove Veneer ボタンで被覆を追加
  3. 被覆の厚さと Building Material を指定
  4. 被覆の種類を Core / Finish / Other から選択(Complex Profile の柱には被覆は付けられない)

65. ペン設定とフィル表現

断面表示の見た目を整える設定。図面提出時に重要です。

  • Outline Pen: 柱の輪郭線。建築標準では太い線(Pen 2 など)
  • Fill Pen: ハッチング線の色
  • Fill: 表示ハッチング(RC 用斜線、鉄骨用ブラック塗りなど)
  • Materials: 3D 表示のテクスチャ

76. 3D で確認

配置した柱は F3 または Window → 3D Window で確認できます。ハードウェアアクセラレーションによるリアルタイム表示で、立体的に柱の高さや断面が正しいかチェックできます。視点をマウスドラッグで回転し、平面と立体を行き来しながら調整します。

87. 壁との交差処理(Wrapped / Unwrapped)

柱と壁が同一面で接する場合、ARCHICAD はビルディングマテリアルの優先度で自動的に交差を整理します。複合壁と交差する柱は、Info Box または Column Settings で Wrapped を選ぶと壁のコア以外の層が柱の周囲を回り込み、Unwrapped では柱が壁の全層を貫通します。

ARCHICAD Column と壁の交差処理

9柱を一括変更する

配置済みの柱の寸法やレベルを一括で変えるには:

  1. Edit → Find & Select で Element Type = Column を選択
  2. 条件(階・材料)を絞り込み → 「+」で全選択
  3. 選択状態で Info Box から寸法変更

または Schedule(部材表)で表形式で一括編集できます。Document → Schedules and Lists → Component → Columns を開くと、全柱が表で一覧表示されます。

10柱の自動配置(Grid)

大規模建築では Grid Tool で柱通り芯を引き、その交点に Column ツールで柱を配置すると整然と並べられます。Trace & Reference で構造図面を下敷きにして配置するのも一般的です。

11建築・構造の使い分け

レイヤー役割
A-Column 構造RC / 鉄骨の構造柱
A-Column 装飾玄関ポーチや吹抜の装飾柱
S-Column構造設計用(連携時に Tekla/Revit へ)

12FAQ

Q: 柱が床に埋まる / 突き抜ける
A: Home Story が想定と異なる、または Top Offset の符号が逆の可能性。Preview and Positioning パネルで再確認してください。

Q: 平面で表示されない
A: Layer が非表示か、Floor Plan Cut Plane より上に柱の Display Layer がある可能性。Document → Floor Plan Cut Plane で高さを確認します。

Q: 構造用 BIM (IFC) と連携したい
A: File → Interoperability → IFC → Save as IFC で構造柱だけ書き出せます。IFC Translator で「Structural」フィルタを選択。

→次に読む

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  1. 通り芯の追加方法
  2. フロアの選択
  3. ARCHICAD で柱を作る方法(Column ツールの使い方)
  4. 梁の作り方
  5. 3Dで表示する方法
  6. 交点に矢印を正確に自動で合わせる方法
  7. 壁の作成方法
  8. ドアの作成
  9. 窓の作成
  10. 床の作り方
  11. 参照線の移動と削除
  12. 階段の作り方

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