| この記事の要点 |
|
概要
Xcode 付属の iOS Simulator は、Mac 画面に対して実機サイズだと小さすぎたり、Retina ピクセルそのまま表示だと大きすぎたりします。以下のショートカットで好みのサイズに調整できます。
ショートカット一覧
| ショートカット | メニュー | 動作 |
|---|---|---|
| Cmd + 1 | Window → Physical Size | 実機相当の物理サイズ(Mac の解像度に合わせて自動縮小) |
| Cmd + 2 | Window → Pixel Accurate | ピクセル等倍。Retina の高密度がそのまま表示される(大きく見える) |
| Cmd + 3 | Window → Fit Screen | Mac のディスプレイ全画面にフィット |
| Cmd + 4 / 5 / 6 / 7 / 8 | Window → 25% / 33% / 50% / 75% / 100% | 固定倍率(Xcode のバージョンによりキー割当変わる) |
マウスでの拡大・縮小
- Simulator ウィンドウの角をドラッグすると自由にリサイズ可能(縦横比は維持される)
- 外側へドラッグ = 拡大、内側へドラッグ = 縮小
- Option キーを押しながらドラッグすると倍率を細かく調整できる
- タイトルバーをダブルクリックすると Fit Screen に近い動作
デバイス切り替え(画面サイズを変える)
ズームではなくシミュレーターのデバイス自体を変えるには:
- Simulator メニュー → File → Open Simulator
- iPhone 15 Pro / iPad mini / iPhone SE など好きなモデルを選択
- Xcode 側からは Scheme の Run Destinationで切り替え
解像度・スケール設定
シミュレーターのインスタンス自体の解像度は固定(実機準拠)ですが、表示倍率を変えられます:
Simulator メニュー
├── File
│ ├── Open Simulator ← デバイス切り替え
│ └── Open Recent ← 最近開いたシミュレーター
└── Window
├── Physical Size (⌘1) ← 実機相当
├── Pixel Accurate (⌘2) ← ピクセル等倍
└── Fit Screen (⌘3) ← 画面フィット
よくある質問
- ズームしてもボタンが押しづらい: Simulator 内で Device → Touch でクリック感度の調整が可能
- ハードウェアキーボード入力したい: Hardware → Keyboard → Connect Hardware Keyboard(Cmd + Shift + K)
- 動作が重い: Mac の GPU 性能が影響。M1/M2 Mac なら Rosetta 経由ではなくネイティブで動かす
- 外部ディスプレイに移したい: Simulator ウィンドウをドラッグして外部モニタに移動 + Fit Screen でフィット
- スクリーンショットを撮りたい: Cmd + S でデスクトップに保存
- 動画録画: Cmd + R (iOS Simulator 標準機能)または QuickTime Player の「新規ムービー収録」
Xcode と Simulator の連携設定
Simulator は Xcode に含まれるツールのため、Xcode 全体の設定とも関連します:
| 項目 | 設定場所 | 備考 |
|---|---|---|
| 使用デバイス | Xcode → Window → Devices and Simulators | 新規 Simulator 追加 / 削除 |
| iOS バージョン | Xcode → Settings → Platforms | 古い iOS の Simulator は追加ダウンロード可能 |
| シミュレーターの位置情報 | Simulator → Features → Location | 緯度経度や移動ルートを設定可能 |
| 環境温度・GPU 設定 | Simulator → Debug → Slow Animations 等 | アニメ確認時に便利 |
マルチデバイス並列表示
iPhone と iPad を同時に開いて両方で動作確認したい場合:
- Simulator を起動した状態で File → Open Simulator から別デバイスを追加
- Xcode のプロジェクトで Cmd + Shift + R を押すか、Scheme の Run Destination を切り替えてビルドし直し
- 両方の Simulator にビルドした場合は xcrun simctl コマンドで管理可能
# 起動中のシミュレーター一覧
xcrun simctl list devices booted
# 特定デバイスにアプリ起動
xcrun simctl launch booted com.example.MyApp
# スクリーンショットをコマンドで保存
xcrun simctl io booted screenshot ~/Desktop/sim.png
# 動画録画
xcrun simctl io booted recordVideo ~/Desktop/sim.mp4
位置情報・センサーのシミュレーション
Simulator は実機のセンサーを完全に再現するわけではありませんが、いくつかをエミュレートできます:
- 位置情報: Features → Location で固定値・移動ルートを設定(City Run、Freeway Drive など)
- 傾き / 回転: Cmd + ← / Cmd + → で 90 度回転
- シェイク: Device → Shake (Cmd + Ctrl + Z) でデバイス振動をシミュレート
- 低電力モード: Features → Toggle Low Power Mode
- ホームボタン: Device → Home (Cmd + Shift + H)
- Touch ID / Face ID: Features → Face ID / Touch ID → Matching Face / Non-matching
Simulator 専用のショートカット集
| 操作 | ショートカット |
|---|---|
| ホームボタン | Cmd + Shift + H |
| ロック | Cmd + L |
| ホーム長押し(Siri) | Cmd + Shift + H 長押し |
| スクリーンショット | Cmd + S |
| 動画録画 | Cmd + R |
| シェイクジェスチャ | Cmd + Ctrl + Z |
| キーボード表示切替 | Cmd + K |
| ハードウェアキーボード接続 | Cmd + Shift + K |
| 左 90 度回転 | Cmd + ← |
| 右 90 度回転 | Cmd + → |
Simulator が遅い・固まる場合の対処
- シミュレーター再起動: Device → Erase All Content and Settings で完全リセット
- キャッシュ削除:
~/Library/Developer/CoreSimulator/Devices/配下の不要な UUID フォルダを削除 - Xcode キャッシュ削除: Xcode → Preferences → Locations → DerivedData → 矢印からフォルダ削除
- SSD 容量を確保: Simulator は数十 GB 使うので、空き容量不足だと急に重くなる
- Rosetta で動かしている場合: M シリーズ Mac ならネイティブで動くように Xcode を最新化
関連
- Xcode 自体のフォントサイズは Xcode → Preferences → Fonts & Colorsから変更
- Mac 画面の dpi が高い場合は「ディスプレイ環境設定」で拡大表示 (Larger Text) を選択するとシミュレーターも見やすくなる
- Apple Silicon Mac では iPad アプリも Simulator で動作確認可能
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