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UE5のデータテーブル(DataTable)の基本的な使い方

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ページの作成

親となるページを選択してください。

ページは必ず何かしらの親ページに紐づきます。
親ページに紐づくページを子ページといいます。
例: 親=スポーツ, 子1=サッカー, 子2=野球

子ページを親ページとして更に子ページを作成することも可能です。
例: 親=サッカー, 子=サッカーのルール

親ページはいつでも変更することが可能なのでとりあえず作ってみましょう!

Unreal Engine 5(UE5)では、データテーブルを使用して、ゲーム内のさまざまなデータを効率よく管理できます。データテーブルは、ゲーム内で使用される情報を一元管理するために非常に便利で、例えばキャラクターのステータスやアイテムの属性など、複雑なデータを簡単に取り扱うことができます。

データテーブルとは?

データテーブルは、複数のデータをCSVファイルやJSONファイルからインポートして、ゲーム内で利用できる形式に変換するためのUDataTableオブジェクトです。これにより、開発者はデータを表形式で整理し、ゲーム内で簡単にアクセス・管理できます。

例えば、キャラクターの能力値やアイテムの詳細情報など、定型的なデータが必要な場面でデータテーブルは非常に有効です。

※ただし、ブループリント経由では行の追加、編集ができないので注意!!!

データテーブルの作成方法

データテーブルを作成する手順は非常に簡単です。以下の手順に従って、データテーブルを作成してみましょう。

  • Step 1: データ構造(構造体)の作成
    データテーブルを作成する前に、まずデータの構造(Struct)を定義する必要があります。UE5では、構造体を作成して、データテーブルの各列に対応させます。例えば、キャラクターのステータスを保存する場合、HealthAttackDefenseなどのフィールドを持つ構造体を作成します。
  • Step 2: データテーブルの作成
    構造体を作成したら、次にそれを基にデータテーブルを作成します。右クリックメニューから「データテーブル」を選び、先ほど作成した構造体を選択します。これにより、ゲーム内で利用するデータテーブルが作成されます。
  • Step 3: データの入力
    作成したデータテーブルに実際のデータを入力します。CSVやJSONファイルをインポートすることで、大量のデータを効率よく取り込むことができます。手動で入力することも可能ですが、外部のスプレッドシートなどで管理している場合は、インポート機能を活用することをおすすめします。

データテーブルの利用方法

データテーブルを作成した後は、ゲーム内でそのデータを利用することができます。データを取得するには、以下の手順を踏んでアクセスします。

  • Step 1: データテーブルを参照
    BlueprintやC++コードでデータテーブルを参照することができます。Blueprintの場合、DataTable Rowノードを使って、特定の行を取得することができます。C++では、UDataTable::FindRow()メソッドを使って行を取得します。
  • Step 2: 特定の行のデータを取得
    データテーブルは行ごとにアクセスすることができるため、ゲーム内で必要なデータを効率的に取得できます。例えば、キャラクターのステータスを変更したい場合、特定のキャラクターの行を指定して、そのデータを読み取ることができます。

データテーブルを使った実例

以下に、実際にデータテーブルを使用した例を示します。例えば、キャラクターのステータスを管理するデータテーブルを作成し、それをゲーム内で利用する場合です。

  • キャラクターのステータスデータ
    キャラクターごとにステータスを保存するために、以下のようなデータテーブルを作成します。

CharacterName, Health, Attack, Defense Hero1, 100, 50, 30 Hero2, 120, 60, 40 Hero3, 80, 45, 25

このデータテーブルをゲーム内で参照し、特定のキャラクターのステータスを取得することができます。

データテーブルの利点と注意点

データテーブルを使うことで、ゲーム開発におけるデータ管理が非常に効率化されます。特に、ゲーム内で頻繁に変更されるデータや、大量のデータを管理する場合に非常に便利です。

ただし、注意点として、データテーブルは非常に大きくなることがあるため、適切に構造を設計することが重要です。また、データを更新する際には、正しいフォーマットでインポートすることが求められます。

まとめ

UE5のデータテーブルは、ゲーム内で必要なデータを効率よく管理するための強力なツールです。構造体を使用してデータを整理し、データテーブルに取り込むことで、ゲームの開発がスムーズに進行します。データテーブルを使いこなすことで、複雑なデータの管理が楽になり、ゲームの品質向上にもつながります。

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ページは必ず何かしらの親ページに紐づきます。
親ページに紐づくページを子ページといいます。
例: 親=スポーツ, 子1=サッカー, 子2=野球

子ページを親ページとして更に子ページを作成することも可能です。
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親ページはいつでも変更することが可能なのでとりあえず作ってみましょう!
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