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Unity Game ウィンドウ完全ガイド | Aspect / Maximize / Stats / Display 切替

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この記事の要点
  • Game ウィンドウ (Game View) は Unity Editor 上で カメラ視点でゲームを実行・確認する画面
  • Play モード切替はツールバーの三角ボタン。Play 中の変更はリセットされる点に注意
  • Aspect Ratio / 解像度を変更してターゲット端末ごとに UI を確認できる(Free Aspect / 16:9 / Standalone 1920x1080 等)
  • Maximize on Play で実行時に全画面化、Stats で FPS / DrawCall / バッチ数を確認
  • Gizmos ボタンで Collider / Bounds などのデバッグ描画を ON/OFF、複数 Display や Device Simulator にも対応

Game ウィンドウとは

Game ウィンドウ(または Game ビュー)は、Unity Editor でシーン内のカメラからレンダリングされた最終出力を確認するためのビューです。Scene ウィンドウが「開発者がシーンを編集する視点」なのに対し、Game ウィンドウは「プレイヤーが実際に見る画面」を表示します。

Unity Game ウィンドウ

表示するには Window → General → Game(または Ctrl+2)で開きます。デフォルトレイアウトでは Scene タブの隣にタブとして配置されています。

ツールバーの各項目

項目役割
Display 1 / 2 / ...表示する Camera の Target Display を切替(複数モニタ対応ゲーム)
Aspect / ResolutionFree Aspect / 16:9 / 1920x1080 等の解像度プリセット
Scale表示倍率(小さく拡大して全体把握、または等倍)
Play Focused / Maximize on Play / Mute Audio実行時の挙動
VSync (Game view only)エディタ上の垂直同期
Stats★ FPS / DrawCalls / Tris / Verts / SetPass 表示
GizmosCollider 等のデバッグ描画 ON/OFF

Play モードと Edit モード

ツールバー中央の三角ボタンで Play モードへ切替します。Play 中は以下に注意が必要です。

  • Play 中に Inspector で変更した値は Play 終了時にリセットされる(プロパティの一時テスト用)
  • Play モード時の色付け (Preferences → Colors → Playmode tint) を変えておくと Edit / Play の混同を防げる
  • Pause でフレームを止め、Step で 1 フレームずつ進める(バグ調査に有用)
  • キーボードショートカット: Ctrl+P 再生 / Ctrl+Shift+P 一時停止 / Ctrl+Alt+P 1 フレーム進める

Aspect Ratio と解像度の指定

ターゲット端末ごとに UI を確認できるよう、複数の解像度プリセットが用意されています。

プリセット用途
Free AspectGame ウィンドウのサイズに合わせて自動調整(開発時の基本)
16:9 Aspect横 16:9 比率を維持(PC / 一般的なモニタ)
1920x1080 (Full HD)絶対サイズで確認(ピクセル単位の UI 確認)
Standalone Portrait / Landscapeモバイル向けの縦横切替
Custom +自前で解像度を追加(例: 2436x1125 iPhone X)

カスタム解像度の追加

  1. Game ウィンドウ上部の Aspect ドロップダウンを開く
  2. 一番下の + ボタンを押す
  3. Label, Type (Aspect Ratio / Fixed Resolution), Width / Height を入力
  4. OK で登録 → 以降のプロジェクトでも使える

Maximize on Play / Play Focused

Unity 2020.2 以降では再生時の挙動を細かく制御できます。

オプション動作
Maximize on PlayPlay 時に Game ウィンドウを全画面化
Play FocusedPlay 時に Game ウィンドウにフォーカス(キー入力を受け付ける)
Play Unfocusedフォーカスを当てずに再生(他の作業をしながら動作確認)
Play Maximized最大化+フォーカス(実機に近い体験)

Stats パネルで FPS とパフォーマンスを確認

右上の Stats ボタンを押すと、エディタ上の簡易プロファイラが表示されます。

Graphics:    100.5 FPS (10.0 ms)
              CPU: main 8.0 ms render thread 2.0 ms
              Batches: 42 (Saved by batching: 8)
              Tris: 12.3 k
              Verts: 8.5 k
              Screen: 1920x1080 - 8.4 MB
              SetPass calls: 18  Shadow casters: 5
              Visible skinned meshes: 1
              Animation components playing: 3
              Animator components playing: 5

注意:
- FPS はエディタ上のオーバーヘッドを含むため、実機より遅い
- 本格的な計測は Window → Analysis → Profiler を使う
- ビルド版での FPS はターゲットフレームレート設定(Application.targetFrameRate)も影響

Gizmos の表示と編集

Gizmos ボタンの右の小さな矢印を押すと、Collider / Bounds / カメラの視野錐 / ライトの範囲などのデバッグ描画を個別に ON/OFF できます。プレイヤーには見えない開発者向け表示です。

// 独自 Gizmo を描画する例
using UnityEngine;

public class EnemyAI : MonoBehaviour
{
    [SerializeField] float detectionRadius = 5f;

    // 常に表示(Scene ビュー / Game ビュー両方)
    void OnDrawGizmos()
    {
        Gizmos.color = Color.red;
        Gizmos.DrawWireSphere(transform.position, detectionRadius);
    }

    // 選択時だけ表示
    void OnDrawGizmosSelected()
    {
        Gizmos.color = Color.yellow;
        Gizmos.DrawLine(transform.position, transform.position + transform.forward * 3);
    }
}

複数 Display への対応

マルチモニタゲームを作る場合、Camera コンポーネントの Target Display を 1〜8 から選択し、Game ウィンドウ上部の Display ドロップダウンで切り替えながら確認できます。

using UnityEngine;

public class MultiDisplayManager : MonoBehaviour
{
    void Start()
    {
        // 接続されている全ディスプレイを有効化
        for (int i = 1; i < Display.displays.Length; i++)
        {
            Display.displays[i].Activate();
        }
        Debug.Log($"接続ディスプレイ数: {Display.displays.Length}");
    }
}

Device Simulator(端末シミュレーション)

Unity 2021 LTS 以降、Game ウィンドウのタブから Simulator に切替えると、iPhone / iPad / Android などの実機を模した表示でテストできます。ノッチ / セーフエリアを含めた UI 確認に便利です。

  • Window → Package Manager → Device Simulator をインストール
  • Game ウィンドウのタブの「Game」と「Simulator」を切替
  • Simulator では Touch / 加速度センサのテストもエディタ上で可能

レンダーパイプラインによる差異

レンダラGame ビューでの注意
Built-inVSync 制御は Game ウィンドウのトグルが効く
URP (Universal RP)Post Processing / Anti-Aliasing は URP Asset 側で設定
HDRP (High Definition RP)ボリュメトリクスや SSR の有無で見え方が大きく変わる

FAQ

Q: Game ウィンドウが真っ黒で何も映らない
A: シーンに Camera コンポーネントが無い / tag が MainCamera でない / Camera の Clear Flags が Don't Clear のまま、いずれかが原因のことが多いです。

Q: 実機で見ると Game ウィンドウと UI 配置が違う
A: Canvas の Render Mode と Canvas Scaler の UI Scale Mode を確認してください。Device Simulator で複数解像度を試すと早く問題が見つかります。

Q: Game ウィンドウの FPS が極端に低い
A: Maximize on Play を切る、Scene ウィンドウを閉じる、エディタの V Sync を切ると改善します。本番性能は Profiler / ビルド版で計測してください。

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