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UTP(Unshielded Twisted-Pair)

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UTP(Unshielded Twisted-Pair)の記事です。シールド(電磁波遮蔽)を持たないツイストペアケーブルで、現在の有線LAN/電話線として最も普及しているケーブルです。

UTPとは

2本の銅線をねじり合わせた(ツイスト)ペアを複数組み合わせ、外被で覆ったケーブルです。「Unshielded」が示す通りシールド層を持たないのが特徴。電磁ノイズ対策はツイスト構造そのもので行います。

項目内容
形状4対8芯(一般的なLANケーブル)
シールドなし
コネクタRJ-45(LAN用)/RJ-11(電話用)
主な用途有線LAN、電話線
メリット安価、軽量、施工容易
デメリット強い電磁ノイズ環境に弱い

UTPのカテゴリ(CAT)

通信速度・周波数帯によってカテゴリが分かれます。新規配線では CAT5e 以上が事実上の標準です。

カテゴリ最大通信速度主な用途
CAT310Mbps / 16MHz古い10BASE-T、電話線
CAT5100Mbps / 100MHz100BASE-TX(古い)
CAT5e1Gbps / 100MHz1000BASE-T、現行下限
CAT61Gbps / 250MHz10GBASE-T(55m以内)
CAT6A10Gbps / 500MHz10GBASE-T(100m対応)
CAT710Gbps / 600MHzSTP扱い。完全シールド付き
CAT825/40Gbps / 2000MHzデータセンター短距離

UTP / STP / FTP の違い

種類シールド構造特徴
UTPなし安価、扱いやすい。家庭・一般オフィス向け
FTPケーブル全体をアルミ箔でシールドノイズ耐性UP
STP個別ペア+ケーブル全体をシールド工場・医療等の高ノイズ環境

結線規格(T568A / T568B)

RJ-45のピン配列には2種類の規格があり、両端で同じ規格ならストレート、違う規格ならクロスになります。

ピンT568AT568B
1白/緑白/橙
2
3白/橙白/緑
4
5白/青白/青
6
7白/茶白/茶
8

現在のスイッチ/ハブはAuto-MDIX対応のため、ストレート/クロスを意識せず接続できることがほとんどです。

使用時の注意点

  • 長さの上限は100m(一般的なTwisted-Pair規格)
  • 強い電磁ノイズ源(モーター・電源ケーブル等)から離す
  • 急角度の曲げ・締めすぎは内部の対構造を崩し性能低下を招く
  • 屋外用ではない — 屋外で使う場合は耐候・難燃・耐紫外線仕様の専用ケーブル
  • カテゴリは「両端コネクタ+途中の中継機器」も同等でないと活きない

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