ページの作成
親となるページを選択してください。
親ページに紐づくページを子ページといいます。
例: 親=スポーツ, 子1=サッカー, 子2=野球
子ページを親ページとして更に子ページを作成することも可能です。
例: 親=サッカー, 子=サッカーのルール
親ページはいつでも変更することが可能なのでとりあえず作ってみましょう!
| この記事の要点 |
|
STP とは
STP(Shielded Twisted-Pair)は、より対線(ツイストペア)の周囲を金属箔(フォイル)や編組(ブレイド)でシールドした LAN ケーブルです。電磁波・電気的なノイズを遮断することで、長距離・高速通信時の信号劣化を抑える役割を担います。
ツイストペアケーブル はもともと「2 本の銅線をねじり合わせる」だけでもある程度ノイズを打ち消せますが、工場・医療機器・モータ・無線設備のそばなど 強いノイズ源 が近い環境では、シールド付きの STP の方が安定して通信できます。
UTP との違い(早見表)
| 項目 | UTP | STP |
|---|---|---|
| シールド | なし | あり(箔 / 編組) |
| ノイズ耐性 | 普通 | 高い |
| 太さ | 細い | 太い |
| 柔軟性 | 柔らかく曲げやすい | 硬めで曲げ半径が大きい |
| 価格 | 安い | 高い(1.5〜3 倍) |
| 施工難度 | 容易 | 接地・コネクタ処理が必要 |
| 主な用途 | オフィス・家庭 | 工場・医療・データセンター |
シールド構造による細分化(ISO/IEC 11801 表記)
「STP」とひと口にいっても内部構造はいくつかあり、ISO/IEC 11801 では 「全体シールド / ペアシールド」 の組み合わせで以下のように呼び分けられます。
| 表記 | 全体シールド | ペアシールド | 備考 |
|---|---|---|---|
| U/UTP | なし | なし | 一般的な UTP |
| F/UTP | 箔(Foil) | なし | 「STP」と書かれることが多い |
| S/UTP | 編組(Braid) | なし | 編組のみ |
| SF/UTP | 箔 + 編組 | なし | 強化版 |
| U/FTP | なし | ペアごとに箔 | カテゴリ 6A 以上に多い |
| F/FTP | 箔 | ペアごとに箔 | 二重シールド |
| S/FTP | 編組 | ペアごとに箔 | カテゴリ 7 / 7A の代表 |
カタログで「STP ケーブル」と書かれていたら、上の表のどれに当たるかをまず確認するのが選定のコツです。同じ「STP」でも S/FTP と F/UTP では電気的特性が全く違います。
カテゴリと STP の関係
| カテゴリ | 最大速度 | STP 推奨度 |
|---|---|---|
| Cat 5e | 1 Gbps | UTP で十分 |
| Cat 6 | 1 Gbps(10G は短距離) | UTP で十分 |
| Cat 6A | 10 Gbps(100m) | STP(U/FTP)推奨 |
| Cat 7 | 10 Gbps(規格上) | STP 必須(S/FTP) |
| Cat 7A | 10 Gbps | STP 必須 |
| Cat 8 | 25 / 40 Gbps(30m) | STP 必須(S/FTP) |
STP の利点
- 外来ノイズ耐性: モータ・蛍光灯・無線機など強い電磁波源に近くても信号品質を維持
- クロストーク低減: 隣接ペア同士の干渉(NEXT / FEXT)を抑え、高速通信での誤り率が下がる
- EMI 放射の抑制: ケーブル自身から外部への漏洩も少なくでき、医療機器・無線通信の近隣で有利
- 10G / 25G 通信での安定性: Cat 6A 以上の長距離 10G ではシールド付きが事実上の選択肢
STP の欠点と注意点
- 太く・硬いため 狭いケーブルルートに通しにくい
- 価格が UTP より高い(カテゴリと長さによるが 1.5〜3 倍)
- シールドを 正しく接地(アース)しないと逆効果。コモンモードノイズを拾うアンテナになることも
- コネクタも STP 専用品(金属シェルでシールドに導通する RJ-45)が必要
- 両端接地はループ電流の原因になる。片端接地が原則
STP を選ぶべきシーン
| 環境 | 推奨 |
|---|---|
| 一般オフィス / 住宅 | UTP で十分 |
| 工場のライン脇・モータ近く | STP(F/UTP 以上) |
| 医療機器の近く(ICU / 手術室) | STP(医療用シールド) |
| データセンター内の 10G/25G 配線 | STP(U/FTP / S/FTP) |
| 放送局・無線設備のスタジオ | STP(S/FTP) |
| 屋外・電気的に厳しい配線 | 屋外用 STP(鎧装ケーブル) |
施工上のチェックポイント
- シールドコネクタ(金属シェル RJ-45)を使う。プラスチックのみのコネクタでは導通が取れない
- パッチパネル・スイッチ側もシールド対応(FTP モジュラージャック・接地端子付きパッチパネル)を使う
- 片端でのみ建物のアース母線(PE)に確実に接地する
- 曲げ半径は外径の 8 倍以上を確保(規格上の目安)
- UTP 用工具のままでは銅箔を傷つけることがあるので、STP 対応の皮むき・圧着工具を使う
接地(アース)の考え方
STP のシールド層は 「アースに落として初めて意味がある」導体です。シールドが浮いた(フローティング)状態では、かえって周囲のノイズを拾うアンテナになり、UTP より悪化することもあります。
| 接地方式 | 説明 | 使いどころ |
|---|---|---|
| 片端接地 | スイッチ側(ラック側)でのみシールドをアースへ接続。原則これ | 標準的な構内 LAN |
| 両端接地 | 両側でアース。建物間で電位差があるとループ電流が流れ、誤動作・破損の原因 | 同一電位を保証できる短距離のみ |
| 非接地 | シールドを浮かせる。NG | 絶対に避ける |
機器側のシールドジャックとラックの接地端子(PE バー)を、平編線または専用ケーブルで確実に接続します。塗装面の上にネジを直接打って導通が取れていないケースが意外と多いので、テスタで実測するのが安心です。
STP 配線設計のチェックリスト
- カテゴリと使用速度を整理(Cat 6A 以上の長距離 10G ならシールド推奨)
- 環境のノイズ源を洗い出し(インバータ・モータ・無線設備・電力ケーブル並走)
- シールド構造(F/UTP / U/FTP / S/FTP)を選定
- シールド対応パッチパネル・モジュラージャック・コネクタを揃える
- 建物のアースバー / ラックのアース端子を確認し、片端接地で接続
- 圧着後はケーブルテスタ(DSX シリーズ等)でリンク認定試験を実施
用語ミニ辞典
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| EMI | Electro-Magnetic Interference。電磁妨害 |
| EMC | Electro-Magnetic Compatibility。電磁両立性 |
| NEXT | Near-End Crosstalk。近端漏話 |
| FEXT | Far-End Crosstalk。遠端漏話 |
| Alien Crosstalk | 束ねた他ケーブル間のクロストーク(10G で問題化) |
| Drain Wire | シールド層に沿わせた裸銅線。アース接続用 |
| PE | Protective Earth。保護接地 |
まとめ
- STP は ノイズに強いが、高い・太い・施工が面倒な LAN ケーブル
- 一般オフィスは UTP で十分、強ノイズ環境や Cat 6A 以上の長距離 10G では STP が選択肢
- 「STP」と書かれていても内部構造は U/FTP / F/UTP / S/FTP など複数あるので必ず詳細を確認
- 正しい接地・専用コネクタなしには本来の性能は出ない
関連
- ツイストペアケーブル — 親カテゴリ
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親ページに紐づくページを子ページといいます。
例: 親=スポーツ, 子1=サッカー, 子2=野球
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- STP(Shielded Twisted-Pair)
- UTP(Unshielded Twisted-Pair)
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