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FFFTP

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本稿は FFFTP に関する記事です。FFFTP は、Windows 向けの定番 FTP / FTPS / SFTP クライアントソフトで、日本国内では Web サイト制作・サーバ運用の現場で長らく標準的に使われてきました。無料・オープンソースで、サイト管理 (接続情報の保存)、ファイル一覧の同期、転送モード切替などの基本機能を備えています。

FFFTPの主な特徴

  • 無料・オープンソース (GPLv3)
  • Windows 専用 — 32bit / 64bit 版あり
  • FTP / FTPS / SFTP に対応
  • ホスト設定の保存 — サイトごとに接続情報を登録
  • シンプルな2ペイン画面 — ローカルとリモートを左右で比較
  • 日本語UI — 国内ユーザに優しい
  • ミラーリングアップロード — 差分のみ転送
  • 転送モード自動判別 — ASCII / Binary を拡張子で切替

基本的な使い方

  1. 公式サイト (OSDN) から FFFTP をダウンロードしてインストール
  2. FFFTP を起動 → 「接続」「ホストの設定」を開く
  3. 新規ホストから以下を入力
    • ホストの設定名: 任意 (識別用)
    • ホスト名 (アドレス): サーバの FQDN / IP
    • ユーザー名 / パスワード
    • ローカルの初期フォルダ / ホストの初期フォルダ (任意)
    • 暗号化タブで FTPS / SFTP の有効化
  4. 「接続」を押すと2ペイン画面が開く
  5. ファイルをドラッグ&ドロップでアップロード/ダウンロード

主な設定項目と暗号化

設定意味
FTP (平文)非推奨。盗聴可能
FTPS (Explicit/Implicit)FTP に TLS を被せて暗号化
SFTPSSH 上のファイル転送 (別プロトコル)
PASV モードNAT 配下のクライアントで安定
転送モードテキスト (A) / バイナリ (I)。基本は自動判別 + バイナリ
漢字コードUTF-8 / Shift-JIS。サーバ側に合わせる
パスワード保存ローカルの設定ファイルに暗号化保存。盗難 PC のリスクに注意

他の Windows 用 FTP/SFTP クライアントとの比較

ソフト対応特徴
FFFTPFTP / FTPS / SFTP軽量・日本語UI・歴史長い
WinSCPFTP / FTPS / SFTP / SCPSSH 系に強い。鍵管理・スクリプト自動化
FileZillaFTP / FTPS / SFTP多機能・マルチプラットフォーム
CyberduckFTP / FTPS / SFTP / WebDAV / S3 等クラウドストレージ統合

運用上の注意

  • 平文 FTP は使わない。サーバ側で FTPS または SFTP を有効化して利用
  • サイトのパスワードは PC ローカルに保存される。共有 PC では保存しない
  • 大量同期はサーバ負荷になる。深夜帯や帯域制限を検討
  • ミラーリングアップロードは便利だが、誤って本番ファイルを上書き/削除するリスクがある。事前に差分プレビューで確認
  • FFFTP のセキュリティ脆弱性 (CVE) は過去にいくつか報告がある。常に最新版を使う
  • 多人数で同時に編集するなら、FTP 直編集ではなく Git + デプロイに移行するのが現代的

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