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Scratch スプライト完全ガイド (初心者向け)

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この記事の要点
  • Scratch の 「スプライト」は、画面上で動かせるキャラクターやオブジェクトのこと
  • スプライトは ライブラリから選ぶ / 自分で描く / 画像をアップロード / カメラ撮影の 4 通りで追加できる
  • 1 つのスプライトには複数の コスチューム(見た目のパターン)サウンドを持たせられる
  • X / Y 座標、向き、サイズ、表示 / 非表示を変数で操作してアニメーションを作る
  • 複数のスプライトは メッセージ送信で連携し、ゲームやアニメーションを構成する

スプライトとは

Scratch におけるスプライト(Sprite)は、画面(ステージ)上で動かしたり、見た目を変えたりできる「キャラクター」や「もの」のことです。Scratch を起動した直後に表示されているオレンジ色の猫もスプライトの 1 つです。

Scratch スプライト - ステージとスプライト

1 つのプロジェクトに複数のスプライトを配置でき、それぞれに別のスクリプト(プログラム)を書いて協調動作させるのが Scratch でのゲーム・アニメーション制作の基本です。

スプライトの構造

要素説明
名前スプライトの識別名(例: ねこ, ボール
コスチューム見た目のパターン。複数持てる。切り替えでアニメーション
サウンドこのスプライトが鳴らせる音
スクリプトこのスプライトの動きを決めるブロック群
X / Y 座標ステージ上の位置(中央が 0,0)
向き0〜359°(90° が右向き)
サイズ%(100 が等倍)
表示 / 非表示見える / 見えない

STEP1: スプライトを追加する

ステージ右下の「スプライトを追加」(猫顔のアイコン)にマウスを置くと、4 つのアイコンが出てきます:

  1. スプライトを選ぶ(ライブラリ): 用意済みの絵から選ぶ
  2. 描く: ペイントエディタで自分で描く
  3. サプライズ: ランダムでライブラリから選ぶ
  4. アップロード: PC の画像ファイルを使う

ライブラリには、動物・乗り物・食べ物・人物など 300 以上のキャラクターが用意されています。テーマ別にフィルタもでき、初心者でも素早く目的のキャラを選べます。

STEP2: コスチューム(見た目)を切り替える

1 つのスプライトは複数のコスチュームを持てます。これを切り替えることで「歩く」「ジャンプする」などのアニメーションが表現できます。

たとえば標準の猫スプライトには コスチューム1コスチューム2 の 2 つの絵が登録されており、それを交互に表示すると歩いているように見えます:

  • 緑の旗が押されたとき
  • ずっと(繰り返し)
  •  次のコスチュームにする
  •  0.2 秒待つ

「コスチューム」タブから自分で絵を描き足したり、画像をアップロードすることもできます。

STEP3: 座標と向きを操作する

Scratch のステージはX 軸 -240 〜 +240、Y 軸 -180 〜 +180 の範囲です。中央が (0, 0) で、右が +X、上が +Y です。

ブロック動作
10 歩動かす現在の向きに 10 歩進む
x 座標を 100 にする絶対座標で移動
x 座標を 10 ずつ変える相対座標で移動
90 度に向ける絶対的な向きを指定(右 = 90°)
15 度回す相対的に回転
マウスポインターへ向けるマウスのほうを向く

STEP4: 自分で絵を描く

「スプライトを描く」を選ぶと、ペイントエディタが開きます。基本ツール:

  • : フリーハンド描画
  • : 直線
  • 矩形 / 円: 図形
  • 文字: テキスト挿入
  • 塗りつぶし: 領域を色で塗る
  • 消しゴム

右下で ベクター / ビットマップを切り替えられます。拡大縮小に強いベクターを推奨。

STEP5: 複数スプライトの連携

ゲームを作るときは、複数のスプライトが連携して動きます。連携の主な手段が「メッセージを送る」です:

例: ボールをクリックすると猫が「ニャー」と言う

  • 【ボール側】このスプライトが押されたとき → 「ヒット」を送る
  • 【猫側】「ヒット」を受け取ったとき「ニャー」と 2 秒言う

このように、独立したスプライト同士がメッセージで会話するのが Scratch の設計思想です。1 つのスプライトに全部のロジックを詰め込まず、役割ごとに分けると見通しが良くなります。

背景(Stage)との違い

項目スプライト背景(ステージ)
動く○(座標変更可能)×(固定)
コスチューム複数持てる○(「背景」と呼ぶ)
クローン作れる×
個別スクリプト○(全体制御用)

クローン機能(自動増殖)

スプライトをクローンすると、同じ見た目・スクリプトのコピーが動的に作れます。シューティングゲームの弾、星のパーティクル、敵キャラの大量出現などに便利:

  • 緑の旗が押されたとき
  • ずっと
  •  1 秒待つ
  •  自分自身のクローンを作る
  • クローンされたとき
  •  x: -240 〜 240 のランダムに行く
  •  y 座標を -10 ずつ変えるを y < -180 になるまで繰り返す
  •  このクローンを削除する

FAQ

Q: スプライトを削除したい
A: スプライト一覧で対象を右クリック → 削除。ゴミ箱アイコンでも可能です。

Q: スプライトに別プロジェクトのキャラを使いたい
A: スプライト一覧で右クリック → 書き出し(.sprite3 ファイル)。別プロジェクトでアップロードすれば再利用できます。

Q: コスチュームの大きさが揃わない
A: ペイントエディタで「すべて選択」→ サイズを調整、または「中央に移動」で中心点を揃えるとアニメーションが安定します。

Q: スプライトが画面外に行ってしまう
A: もし端に着いたら、跳ね返る ブロックを入れると壁で跳ね返ります。もし 240> なら のような条件でも制御できます。

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