1.

Scratchのはじめかた 完全ガイド(公式サイト登録 / 作るボタン / 画面の見かた / 最初の作品作り)

編集
この記事の要点
  • Scratch (スクラッチ) は MIT メディアラボが開発した子ども向けビジュアルプログラミング言語
  • 公式サイト scratch.mit.edu にアクセスし、トップから「作る」ボタンを押すだけで始められる
  • アカウント登録は無料。登録すると作品をクラウド保存・共有できる
  • 画面はステージ・スプライト・ブロックパレット・スクリプトエリアの4 区画
  • 最初の一歩は「ネコを動かす」から: 動きブロックと旗ボタンを組み合わせる

Scratch とは

Scratch (スクラッチ) は MIT メディアラボのライフロング・キンダーガーテン・グループが開発した、子ども向けのビジュアルプログラミング言語です。ブロックをドラッグして組み立てるだけでアニメーションやゲームを作れるため、世界中の教育現場で導入されています。

ブラウザだけで動き、Windows / macOS / Chromebook / タブレットなど環境を選びません。アカウント登録は無料で、作った作品をクラウドに保存したり、世界中のユーザーと共有することもできます。

1. 公式サイトにアクセスする

ブラウザで https://scratch.mit.edu/ を開きます。トップページにオレンジ色のネコのアイコンが表示されたら成功です。

2.「作る」ボタンを押す

画面上部のメニューにある「作る」ボタンをクリックします。これだけで登録なしでもすぐにプログラミング画面が開きます。

Scratch トップページの「作る」ボタン

3.「作る」画面の構成

「作る」ボタンを押すと、下の図のようなエディタ画面が開きます。

Scratch のエディタ画面

エリア役割
ステージ (右上)作品が動くプレビュー画面
スプライト一覧 (右下)登場するキャラクター / 背景の管理
ブロックパレット (左)カテゴリ別に並んだ命令ブロック
スクリプトエリア (中央)ブロックをドラッグして組み立てる場所

4. 最初の作品 — ネコを動かす

  1. 左の「動き」カテゴリから「10 歩動かす」ブロックをスクリプトエリアにドラッグ
  2. 「イベント」カテゴリから「旗 が押されたとき」ブロックを取り出し、その上にくっつける
  3. ステージ上の緑の旗をクリックするとネコが動く!

この時点ですでに「プログラミング」をしています。慣れてきたら「ずっと」「もし〜なら」「変数」などを追加して、動きを膨らませていきましょう。

5. アカウント登録 (任意だがおすすめ)

メリット内容
クラウド保存どこからでも作品を続きから編集できる
共有世界中のユーザーに作品を公開できる
コミュニティ他人の作品を「リミックス」して改造
無料料金は一切かからない

右上の「Scratch に参加しよう」からユーザー名・パスワード・メールを設定するだけです。保護者の方はガイドラインに目を通しておくと安心です。

6. 困ったときの公式ヘルプ

  • Scratch アイデア集 — チュートリアル / コーディングカード
  • 教育者向けリソース — 授業案 / Scratch Teacher Account
  • オフライン版 (Scratch Desktop) — ネット環境がない教室向けにダウンロード提供

覚えておきたい用語

用語意味
スプライト画面に登場するキャラクターや物体。標準のネコ以外も追加可能
ステージスプライトが動く背景の表示エリア。背景画像も切り替えられる
コスチュームスプライトの見た目バリエーション。切り替えてアニメさせる
スクリプトスプライトに与えるブロックの組み合わせ (= プログラム本体)
イベント「旗が押されたとき」「キーが押されたとき」など実行のきっかけ
リミックス他人の公開作品をベースに自分なりの改造版を作る共有文化

ブロックカテゴリ一覧

カテゴリ主なブロック
動き歩数を動かす / 向きを変える / 座標へ移動
見た目コスチュームを変える / 言う / 大きさを変える
音を鳴らす / 音量を変える
イベント旗が押されたとき / キーが押されたとき / メッセージを送る
制御ずっと / もし〜なら / ⌛待つ / 繰り返す
調べるマウスのx座標 / 〜に触れた / キーが押された
演算足し算 / 比較 / 乱数 / 文字列結合
変数変数の作成 / 加算 / リスト

次のステップ — ゲームを作ってみる

「ネコを動かす」ができたら、次は簡単なゲームに挑戦しましょう。下記は典型的なステップアップ例です。

  1. 矢印キーで動かす: 「キーが押されたとき」イベント + 「動き」ブロック
  2. 当たり判定: 「〜に触れた」ブロック + 「制御」の「もし〜なら」
  3. スコア: 「変数」を作って加算
  4. ゲームオーバー: 条件を満たしたら「すべてを止める」
  5. 音と演出: 「音」カテゴリでサウンドエフェクト追加

FAQ

Q: 何歳から始められる?
A: 公式の対象は 8〜16 歳ですが、低学年向けに ScratchJr (iOS / Android) があります。文字入力なしで遊べます。

Q: 作った作品はどこに保存される?
A: アカウント未登録ならブラウザ内のみ。タブを閉じると消えるので、ファイル > コンピューターに保存するでローカルに .sb3 として保存できます。

Q: 学校で使うなら?
A: 教師向けにScratch Teacher Account があり、複数の生徒アカウントを一括管理できます。

Q: スマートフォンでもできる?
A: Scratch 3.0 はタブレット (iPad / Android タブレット) のブラウザに対応しています。スマホ画面は小さく操作しづらいためタブレット推奨です。

Q: 日本語にできる?
A: 画面右下の地球儀アイコンから「日本語」を選択するだけで切り替わります。コードブロックもすべて日本語表記になります。

Q: 作品をどう公開する?
A: 編集画面右上の「共有する」ボタンを押すと、公開ページが生成されてリンクを共有できます。リミックスも自由に許可される文化です。

関連

  • Scratch のブロックカテゴリ — 動き / 見た目 / 音 / イベント / 制御 / 調べる / 演算 / 変数
  • ScratchJr — 未就学〜低学年向けの簡易版
  • ビジュアルプログラミング — ブロックでコードを組む手法全般
編集
Post Share
子ページ

子ページはありません

同階層のページ
  1. Scratchのはじめかた
  2. 言語(げんご)の変え方
  3. チュートリアル
  4. スプライト
  5. スクリプト
  6. 背景(はいけい)の変え方
  7. アカウントの作り方
  8. 作品の公開方法

最近更新/作成されたページ