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AnacondaとPythonのインストール(Linux)

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この記事の要点
  • Linux(本稿は Ubuntu)では、公式サイトの .sh インストーラを bash で実行して Anaconda と Python 3 をまとめて導入する
  • CPU に合わせて x86_64 版か aarch64(ARM)版を選ぶ。Python 2 系の Anaconda は過去のもので、今は 3 系のみ
  • インストーラの最後の質問に yes と答えると conda init が ~/.bashrc を書き換え、次回から conda が使える
  • 確認は端末を開き直して conda -V と python --version
  • 2026 年時点、Anaconda は一定規模以上の組織での利用に有償ライセンスが必要。会社で使うなら利用規約を確認し、必要なら Miniforge などを検討
  • base 環境に直接パッケージを入れず、用途ごとに conda create で環境を分ける

本稿は Anaconda と Python の導入に関する記事です(Linux)。説明では Ubuntu ディストリビューションを使用しますが、手順は他のディストリビューションでもほぼ同じです。

Anaconda とは・インストール前の確認

Anaconda は、Python 本体・パッケージ管理ツール conda・NumPy や pandas などのデータ分析用ライブラリを一式まとめたディストリビューションです。OS の Python(/usr/bin/python3)とは別に、ホームディレクトリ配下へ独立した Python 環境を作るため、システムを壊さずに導入できます。

インストール前に次の 2 点を確認しておきます。

  • CPU アーキテクチャ: 端末で uname -m を実行し、x86_64 なら x86 版、aarch64 なら ARM 版のインストーラを選ぶ
  • ディスク容量: Anaconda 本体だけで数 GB を使う。容量が厳しい場合は最小構成の Miniconda / Miniforge を選ぶ

Anaconda・Miniconda・Miniforge の違い

配布物中身向いている人
AnacondaPython + conda + 数百のライブラリ + Navigator(GUI)すぐにデータ分析を始めたい個人・学習用途
MinicondaPython + conda の最小構成(Anaconda 社の配布)必要なものだけ入れたい人
MiniforgePython + conda の最小構成。既定のチャンネルがコミュニティの conda-forge組織での利用で Anaconda の利用規約を避けたい人

Anaconda のインストール

公式サイトからインストーラをダウンロードします(2026 年時点ではメールアドレスの登録画面が表示されます)。

インストール方法(Linux)

「Linux」を選択します。古い画面では Python 2.7 版と 3 系版を選ぶ形でしたが、Python 2 は 2020 年にサポートが終了しており、現在配布されているのは 3 系のみです。

サーバーなど GUI がない環境では、wget で直接ダウンロードできます。過去のバージョンを含むファイル一覧は https://repo.anaconda.com/archive/ で公開されているので、最新のファイル名を確認して指定します。

cd ~/Downloads
wget https://repo.anaconda.com/archive/Anaconda3-バージョン-Linux-x86_64.sh

# 任意: ファイルが壊れていないかハッシュ値を確認(公式に記載の SHA-256 と比較)
sha256sum Anaconda3-バージョン-Linux-x86_64.sh

端末からインストーラーを起動させます。

cd ダウンロードしたディレクトリ
bash ./Anaconda3-5.2.0-Linux-x86_64.sh

※上はこの記事の執筆当時のファイル名です。インストーラーのバージョンや CPU 種別(x86_64 / aarch64)は、ダウンロードしたファイルに合わせて変更してください。sudo は付けません(ホームディレクトリに入れるため不要で、付けると root 所有になり後で困ります)。

対話型インストーラーの進め方

  1. Enter を押すとライセンスが表示される。スペースキーで送り、最後に yes で同意
  2. インストール先を聞かれる。既定の ~/anaconda3 でよければ Enter
  3. 最後に「シェルの起動時に conda を自動で初期化するか」を聞かれるので、通常は yes。~/.bashrc に conda init の設定ブロックが追記される

2018 年ごろのインストーラーでは最後に「Do you wish to proceed with the installation of Microsoft VSCode?」と Visual Studio Code のインストールを聞かれましたが、現在のインストーラーにはこの質問はありません。

確認なしで一括インストールする場合

bash ./Anaconda3-バージョン-Linux-x86_64.sh -b -p $HOME/anaconda3
$HOME/anaconda3/bin/conda init bash

-b は対話なし(ライセンスに同意したものとみなす)、-p はインストール先です。-b ではシェルの初期化が行われないため、conda init を別に実行します。

インストールの確認方法

インストールが終わったら、一度ターミナルを再起動させて(または source ~/.bashrc)以下のコマンドを実行しましょう。

conda -V
which python
python --version

conda のバージョンが表示され、which python が ~/anaconda3/bin/python を指していれば無事インストール完了です。プロンプトの先頭に (base) と表示されるのは、Anaconda の base 環境が有効になっている印です。

インストール後にやっておくこと

# 用途別の環境を作って切り替える(base には直接入れない)
conda create -n myenv python=3.12
conda activate myenv

# 端末を開くたびに base が有効になるのを止めたい場合
conda config --set auto_activate_base false

うまくいかないとき

症状原因と対処
conda: command not found最後の質問で no を選んだか、端末を開き直していない。~/anaconda3/bin/conda init bash を実行して端末を開き直す。zsh を使っているなら conda init zsh
Permission denied以前 sudo でインストールして root 所有になっている。ホームディレクトリに入れ直すのが確実
Ubuntu の python3 と Anaconda の python が混ざるwhich python / which python3 でどちらが動いているか確認。OS の Python を消したり /usr/bin/python3 のリンクを書き換えたりはしない
パッケージのインストールが遅い・競合するconda と pip を同じ環境で混在させると依存関係が壊れやすい。conda で入るものは conda で入れ、pip は最後に使う

ライセンス(商用利用)の注意

Anaconda のディストリビューションと既定のパッケージチャンネルは Anaconda 社の利用規約の対象です。2026 年時点では、個人や小規模な組織は無償で使えますが、一定規模以上の組織での利用には有償ライセンスが必要とされています。会社の PC やサーバーで使う場合は、公式の利用規約で最新の条件を確認してください。規約の対象を避けたい場合は、conda-forge チャンネルを使う Miniforge が選ばれることが多いです。

アンインストール方法

conda init --reverse     # .bashrc に追加された設定を取り除く
rm -rf ~/anaconda3       # インストール先を削除

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  1. インストール方法(Windows)
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  4. Anaconda Promptの起動
  5. 仮想環境の構築(Anaconda経由)
  6. condaコマンド