Tera Term の「認証に失敗しました。再試行してください。」は、SSH接続で利用者認証が完了していないことを示すメッセージです。ユーザー名の誤りだけでなく、選択した認証方式や鍵、サーバー側の許可条件を分けて確認します。
エラー内容と発生段階
認証に失敗しました。再試行してください。
対象は Windows の Tera Term とSSH機能を担う TTSSH です。ここでは5系公式マニュアルのSSH2認証を参照します。表示文言・項目名・鍵形式の対応は利用版で確認してください。
接続拒否やタイムアウトは認証より前の通信段階、ホスト鍵の警告は接続先の身元確認です。ホスト鍵の警告がある場合は、信頼できる別経路で得たフィンガープリントとの照合を先に行い、一致を確認できなければ接続を中止します。警告を消すための無検証の受入れや登録鍵の削除はしません。別の段階のエラーはTera Term のエラー一覧で確認できます。
原因:入力欄の名前より認証方式を確認する
| 選んだ方式 | 確認するもの |
|---|---|
| パスワード認証 | 接続先サーバーのユーザー名と、そのアカウントのパスワード。Windows のログオン情報と同じとは限りません。 |
| 公開鍵認証(秘密鍵ファイルを指定) | 接続先のユーザー名、対応する秘密鍵、暗号化された秘密鍵をローカルで復号するパスフレーズ。パスフレーズはサーバーがユーザー名と照合するログインパスワードではありません。 |
| keyboard-interactive | サーバーが表示する質問と、管理者が指定した認証手順。パスワードや追加コードを求める場合があり、パスワード認証とは別の方式です。 |
TTSSH は認証方式を選択して接続し、ある方式の失敗時に別方式へ自動的に再試行するわけではありません。OpenSSHサーバーで PasswordAuthentication no でも公開鍵だけとは限らず、keyboard-interactive が許可されていたり、複数の認証を順番に要求したりする構成があります。利用版が必要な手順に対応するかも確認します。
確認から安全に切り分ける手順
- 接続条件を固定する。失敗時刻、Tera Term / TTSSH の版、接続先ホスト・ポート、指定ユーザー名、選択方式を記録し、管理者からの接続案内と照合します。OS名だけでユーザー名を推測しません。名前を訂正できない画面では、接続を終了して正しい名前で接続し直します。
- 入力を方式に合わせて確認する。パスワード認証ならアカウントのパスワード、秘密鍵ファイルを使うならその鍵のパスフレーズです。Caps Lock、IME、前後の空白を確認します。秘密値を確認用メモや公開スクリーンショットへ貼り付けず、利用版の認証画面で安全に入力します。
- 鍵読込みとサーバーの拒否を分ける。秘密鍵ファイルを使う方式では、指定ファイル・Windows上の読取可否・対応形式を確認します。「SSH2秘密鍵の読み込みに失敗しました」が出るなら、まずローカルの読込み段階です。読めた鍵でも、別アカウント用の鍵や未登録の公開鍵なら認証は通りません。形式対応は利用版の資料で調べ、原本を上書き変換したり新鍵を作り直したりする前に管理者へ確認します。
- 管理者に同時刻の拒否理由を確認してもらう。接続条件と既存のSSH認証ログを照合し、対象アカウントの状態・許可方式・公開鍵登録先と制限・所有者や権限・署名アルゴリズムの適合を調べます。OpenSSHなら
MatchやAuthenticationMethodsなどの条件もあるため、設定の1行だけで稼働中の許可条件を断定しません。ログ保存先はOSと構成によって異なります。
理由が分からないまま連続試行せず、ロックや接続元制限が疑われるときは管理者に確認します。別IPによる制限回避、認証の無効化、パスワード認証や旧アルゴリズムの一律有効化、権限の拡大を解決策にしないでください。共有する記録は必要なエラーと時刻に限定し、秘密鍵・パスワード・パスフレーズ・ワンタイムコードは送らず、ユーザー名やIPも必要範囲で伏せます。
公式資料
2026-10-28確認:Tera Term 5 SSH接続(方式選択・ホスト鍵確認)、TTSSH 認証設定、OpenSSH sshd_config(許可方式と条件)、OpenSSH sshd(公開鍵認証とアクセス条件)、OpenSSH ssh-keygen(鍵とパスフレーズ)。サーバーの設定は、実際に稼働する製品・配布版の資料とも照合してください。
子ページはありません
- SSH2秘密鍵の読み込みに失敗しました
- 認証に失敗しました。再試行してください。
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