ページの作成
親となるページを選択してください。
親ページに紐づくページを子ページといいます。
例: 親=スポーツ, 子1=サッカー, 子2=野球
子ページを親ページとして更に子ページを作成することも可能です。
例: 親=サッカー, 子=サッカーのルール
親ページはいつでも変更することが可能なのでとりあえず作ってみましょう!
| この記事の要点 |
|
概要
WOFF2(Web Open Font Format 2.0)は、2014 年に Google が中心となって策定し、2018 年 3 月に W3C 勧告として標準化された次世代の Web フォント形式です。WOFF 1.0 の登場(2012 年勧告)からわずか数年で後継規格が必要とされた背景には、Web フォント、特に日本語のような 大規模 CJK フォント の配信負荷が深刻な問題になっていたことがあります。「もっと圧縮率を上げ、もっと早く描画したい」という要望に応えるため、圧縮アルゴリズムと内部構造の両面で大幅にアップデートされたのが WOFF2 です。
WOFF2 の最大の改良点は Brotli 圧縮 の採用です。Brotli は Google が 2015 年に公開した汎用圧縮アルゴリズムで、Deflate(zlib)より一般に 20〜26% 圧縮率が高く、Web コンテンツや辞書ベースのデータで特に効果を発揮します。さらに WOFF2 は glyf テーブルに対して専用の前処理(transform)を行い、グリフごとに散らばっていた座標データを再構成して圧縮効率を最大化します。結果として、元の TTF と比べて 約 30% のサイズ(つまり 70% 削減)まで縮みます。日本語フォントのような巨大ファイルでこの差は決定的です。
2026 年現在、WOFF2 は Web フォントの事実上の標準です。Google Fonts、Adobe Fonts、Fontsource、Cloudflare Fonts などのフォント配信サービスはほぼ例外なく WOFF2 をデフォルト出力としています。ブラウザ対応も Chrome 36(2014 年 7 月)以降・Firefox 39・Safari 10・Edge 14 と非常に幅広く、IE 以外のすべての主要ブラウザが対応しています。IE のサポートが事実上終了した 2022 年以降は、WOFF1 フォールバックすら省略するサイトが大半になりました。
用途は Web フォント一択です。@font-face の src に format("woff2") を指定して読み込み、必要に応じて unicode-range でサブセット分割、font-display: swap でフォールバック挙動を制御する、というのが現代的なベストプラクティスです。
内部構造と圧縮
| セクション | 役割 |
|---|---|
| WOFF2 ヘッダ | マジック wOF2、テーブル数、圧縮後/前サイズ、メタデータオフセット |
| テーブルディレクトリ | 各テーブルの種類・元サイズ・transform 有無 |
| 圧縮ストリーム | 全テーブルを連結し Brotli で一括圧縮(WOFF1 はテーブル毎 zlib) |
| メタデータ / プライベートデータ | XML 形式メタ(任意)、独自データ領域 |
WOFF1 がテーブル単位で zlib 圧縮していたのに対し、WOFF2 はすべてのテーブルを連結してから Brotli で一括圧縮します。テーブル間の重複データが共通辞書として圧縮されるため、圧縮率が格段に向上します。
さらに glyf テーブルには専用の transform 処理があり、輪郭点・命令・フラグなどを別々のストリームに並べ替えてから圧縮します。これがフォント特有のデータパターンに最適化された圧縮を可能にしています。
主な用途と CSS 設定
現代の Web フォント配信の典型的な CSS はこうなります。
/* 1. preload で初期表示を速くする (HTML 側) */
<link rel="preload" href="/fonts/InterVar.woff2"
as="font" type="font/woff2" crossorigin>
/* 2. CSS で読み込み (WOFF2 単体配信) */
@font-face {
font-family: "Inter";
font-style: normal;
font-weight: 100 900; /* 可変フォントの場合は範囲指定 */
font-display: swap;
src: url("/fonts/InterVar.woff2") format("woff2-variations");
}
/* 3. CJK は unicode-range でサブセット分割 */
@font-face {
font-family: "Noto Sans JP";
font-weight: 400;
font-display: swap;
src: url("/fonts/NotoSansJP-400-jp.woff2") format("woff2");
unicode-range: U+3000-9FFF, U+FF00-FFEF;
}
@font-face {
font-family: "Noto Sans JP";
font-weight: 400;
font-display: swap;
src: url("/fonts/NotoSansJP-400-latin.woff2") format("woff2");
unicode-range: U+0000-007F;
}
Google Fonts の配信 CSS を見ると、まさにこの unicode-range による細かなサブセット分割が大量に行われています。ブラウザは実際に使われている文字のサブセットだけをダウンロードするため、無駄が極限まで削られます。
関連形式との比較
| 項目 | WOFF2 | WOFF 1.0 | TTF / OTF 直配信 |
|---|---|---|---|
| 圧縮 | Brotli + glyf transform | zlib(テーブル毎) | なし |
| サイズ(TTF 比) | 約 30% | 約 50% | 100% |
| 勧告年 | 2018 | 2012 | — |
| ブラウザ対応 | モダン全(IE 非対応) | IE9+ / 主要全 | 全 |
| format() 指定 | woff2 / woff2-variations | woff | truetype / opentype |
| 2026 年の立ち位置 | 事実上の標準 | レガシーフォールバック | 非推奨 |
編集ツール(変換)
- woff2_compress / woff2_decompress(Google 公式 C++ CLI):TTF/OTF ↔ WOFF2 の双方向変換。サーバー側自動化に最適。
- fonttools(Python):
fonttools ttLib.woff2.compress/decompress。pyftsubsetでサブセット化も同時に行える。 - Transfonter / FontSquirrel(Web):GUI でアップロードするだけ。手軽。
- Cloudflare / Vercel の自動最適化:CDN がフォントを WOFF2 に自動変換するケースもある。
注意点・落とし穴
- preload と crossorigin:
<link rel="preload">でフォントを先読みする際はcrossorigin属性が必須。これを忘れるとブラウザが二度ダウンロードする。 - CDN の MIME タイプ:
font/woff2を返さない CDN だと一部ブラウザが警告。S3 等はContent-Typeを手動設定。 - IE 対応は完全に放棄してよい:2026 年現在、IE 用 WOFF1 フォールバックを書く必要はほぼない。書くとそのぶんビルド・配信が複雑化する。
- FOIT / FOUT 制御:
font-display: swapが初期表示の体感速度に最も寄与する。optionalは読み込みに時間がかかる場合にフォールバックで確定させる積極策。 - サブセット化を必ず:可変フォントや日本語フォントは「サブセット化済み + WOFF2」でようやく現実的サイズ。生 TTF を WOFF2 化しただけでは不十分なことが多い。
- ライセンス:WOFF2 化しても元フォントの EULA は引き継がれる。Web 配信権が EULA で許諾されているか必ず確認。
関連リンク
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