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キーボードのファンクションキー(F1〜F12)の動作を切り替えるには、多くの機種で「Fnキー」との併用、「Fnロック(Fn + Esc など)」、または「BIOS/UEFIの設定変更」の3通りの方法があります。近年のノートパソコンでは、F1〜F12が音量や画面輝度などの「メディアキー」として割り当てられており、本来のF1〜F12(ヘルプ表示や名前の変更など)が直接押しても効かないことがあるため、用途に応じて優先する動作を切り替えます。
| この記事の要点 |
|---|
|
ファンクションキーの動作が機種で変わる背景
ファンクションキー(F1〜F12)は、本来「ヘルプを開く(F1)」「名前の変更(F2)」「画面の更新(F5)」といった、アプリケーションごとに割り当てられた機能を実行するためのキーです。
一方で、薄型化が進んだ近年のノートパソコンでは、キーの数を抑えるために、F1〜F12の物理キーに音量調整・画面輝度調整・無線のオンオフ・メディア再生などの操作(いわゆる「メディアキー」「ホットキー」)を兼ねさせている機種が一般的になっています。F1〜F12のキー上に、音量やモニターを表す小さなアイコンが印字されているのはこのためです。
このような機種では、初期状態でどちらの動作を「主」とするかがあらかじめ決められています。たとえばメディアキーが主に設定されていると、F5キーを単独で押しても「画面の更新」ではなく「無線のオンオフ」などが動作し、本来のF5機能を使うにはFnキーを押しながらF5を押す必要がある、という状態になります。逆を希望する場合に、これから紹介する方法で動作を切り替えます。
| 設定の状態 | 単独で押したとき | Fnを併用したとき |
|---|---|---|
| メディアキー優先(機種の初期状態に多い) | 音量・輝度などのメディア操作 | 本来のF1〜F12機能 |
| F1〜F12優先 | 本来のF1〜F12機能 | 音量・輝度などのメディア操作 |
つまり「切り替える」とは、上の表のどちらの状態を既定にするかを変えることを指します。なお、メディアキーが印字されていない一般的なデスクトップ用キーボードでは、F1〜F12は最初から本来の機能で動作するため、こうした切り替えは不要なことがほとんどです。
動作を切り替える3つの方法
切り替えには、主に次の3つの方法があります。手軽さと、設定が再起動後も保たれるかどうかに違いがあります。
方法① Fnロックを使う(Fn + Esc など)
多くの機種には「Fnロック」と呼ばれる機能があり、Fnキーを押しっぱなしにしている状態を固定(ロック)できます。これを使うと、Fnキーを毎回押さなくても、ロックした側の動作が既定になります。一般的な操作は次のとおりです。
|
[Fn] キー + [Esc] キー を同時に押す |
Fnロックに割り当てられているキーは機種によって異なり、Fn + Esc のほか、Fnキー単独の長押しや、Fn + Shift、専用の「Fn Lock」キーが用意されている場合もあります。Escキーや該当キーに「鍵(ロック)」のアイコンが小さく印字されていれば、それがFnロックの目印です。もう一度同じ操作を行うと、元の状態に戻せます。
この方法は、設定画面を開かずにキー操作だけで切り替えられる手軽さが利点です。ただし、対応していない機種もあるため、上記の操作で変化がない場合は、後述のBIOS/UEFI設定をご確認ください。
方法② その都度Fnキーを併用する
既定の動作はそのままにして、必要なときだけ反対側の機能を使う方法です。たとえばメディアキー優先の機種で本来のF5(画面の更新)を使いたいときは、次のようにします。
|
[Fn] キーを押しながら、[F5] など目的のキーを押す |
設定を一切変更しないため、機種を問わず使える確実な方法です。F1〜F12を本来の機能で使う頻度が低い場合は、この方法だけで十分なこともあります。ただし、頻繁に使う場合は毎回Fnキーを押す手間がかかるため、方法①または方法③で既定そのものを切り替えるほうが快適です。
方法③ BIOS/UEFIで既定の動作を変更する
パソコン起動時に表示されるBIOS/UEFIの設定画面で、F1〜F12の既定動作を変更する方法です。設定が本体に保存されるため、再起動やサインインし直しても設定が保たれるのが特長です。Fnロックに対応していない機種でも、この方法なら切り替えられることがあります。おおまかな手順は次のとおりです。
- 作業中のデータを保存し、パソコンを再起動します。
- メーカーのロゴが表示されている間に、BIOS/UEFI設定の起動キー(F2、Delete、F10 など機種により異なる)を押します。
- 設定画面で「Function Key Behavior」「Action Keys Mode」「Hotkey Mode」といった項目を探します。
- その項目を、希望する動作(本来のF1〜F12を主にするか、メディアキーを主にするか)に変更します。
- 変更を保存して終了します(多くの場合F10キー、またはSave & Exitの項目)。
項目の名称は機種によってさまざまで、たとえば「Function Key Behavior」を「Function key」「Multimedia key」から選ぶ形式、「Hotkey Mode」を「Enabled / Disabled」で切り替える形式などがあります。設定画面の表記が英語のことも多いため、操作に不安がある場合は、お使いの機種の取扱説明書やメーカーサイトで該当項目名を確認してから行うと安心です。
メーカー別の傾向(あくまで目安)
切り替え方法や設定項目の名称には、メーカーごとに一定の傾向があります。ただし同じメーカーでもシリーズや製造時期によって異なるため、下表はあくまで参考としてご覧ください。実際の操作は、必ずお使いの機種の情報をご確認ください。
| 傾向の例 | よく見られる切り替え手段 | BIOS/UEFIでの項目名の例 |
|---|---|---|
| キー操作によるFnロックを備える機種 | Fn + Esc、またはFnキーの長押し | Hotkey Mode / Action Keys Mode |
| 専用の「Fn Lock」表示がある機種 | Fn + 該当キー(Shift など) | Function Key Behavior |
| 主にBIOS/UEFIで切り替える機種 | 設定画面から既定を変更 | Function Key Behavior / F1-F12 as F1-F12 |
| 付属ユーティリティで切り替える機種 | メーカー製設定アプリの項目 | (アプリ内の設定として用意) |
このように、キー操作だけで切り替えられる機種、BIOS/UEFIでの設定が必要な機種、メーカー独自の設定アプリで切り替える機種など、方法は一つに定まっていません。まずは手軽なFnロック(方法①)を試し、効かなければBIOS/UEFI(方法③)を確認する、という順序がわかりやすいでしょう。
切り替え時の落とし穴・注意点
| 注意したいポイント |
|---|
|
よくある質問(FAQ)
Q1. Fn + Esc を押しても何も変わりません。故障でしょうか?
故障とは限りません。Fnロックのキー割り当ては機種によって異なり、そもそもキー操作でのFnロックに対応していない機種もあります。Escキーや他のキーにロックのアイコンが印字されていないか確認し、見当たらない場合は方法③のBIOS/UEFI設定、またはメーカー製の設定アプリでの切り替えをお試しください。
Q2. 設定を変えても、再起動するともとに戻ってしまいます。
キー操作によるFnロックは、機種によっては電源を切ると解除される場合があります。再起動後も状態を保ちたい場合は、本体に設定が保存される方法③のBIOS/UEFI設定での変更が向いています。それでも戻ってしまう場合は、付属の設定アプリ側の設定が優先されていないかもあわせてご確認ください。
Q3. ふだんはメディアキー、ときどき本来のF1〜F12、という使い分けはできますか?
できます。既定をメディアキー優先のままにしておけば、本来のF1〜F12を使いたいときだけFnキーを押しながら該当キーを押せば実行できます(方法②)。逆に、既定をF1〜F12優先にした場合は、メディア操作をしたいときにFnキーを併用します。どちらをよく使うかで既定を決めると快適です。
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