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ChatGPT Operator は終了|後継と今ブラウザ操作 AI を使う方法(2026 年版)

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この記事の要点

  • ChatGPT Operator は終了済み。2025-01 に米国の Pro 向けリサーチプレビューとして始まり、2025-07 に ChatGPT agent へ統合、単体サイト(operator.chatgpt.com)は閉鎖
  • 統合先の ChatGPT agent も現在は提供終了。OpenAI は代わりに ChatGPT Work と、その中の クラウドブラウザ を案内している
  • 2026-10 時点で OpenAI にブラウザを操作させる方法は 3 つ: Work のクラウドブラウザ(Web・モバイル)、デスクトップアプリの内蔵ブラウザ、ChatGPT ブラウザ拡張
  • Work とクラウドブラウザは Free・Go 以外の有料プラン向け(Plus $20/月〜、2026-10 時点)
  • 他社の同種機能: Anthropic の Claude in Chrome・computer use、Google の Chrome auto browse(米国の AI Pro / Ultra 向け)
  • どのサービスも、ログイン・決済などの重要な操作の前に人間の確認を挟む設計。パスワードをチャット欄に貼らないのが共通ルール

1ChatGPT Operator は終了した — 経緯

Operator は、OpenAI が 2025 年 1 月 23 日に発表したブラウザ操作エージェントです。専用モデル CUA(Computer-Using Agent)がリモートのブラウザ画面をスクリーンショットで「見て」、クリックや入力で Web サイトを操作する仕組みで、最初は米国の ChatGPT Pro ユーザー向けのリサーチプレビューとして提供されました。

その後の流れは次のとおりです。旧記事で紹介していた「Pro プランでサイドバーから Operator を選ぶ」という手順は、現在は使えません。

時期出来事
2025-01-23Operator 発表。米国の Pro ユーザー向けリサーチプレビュー(operator.chatgpt.com)
2025-07-17ChatGPT agent 登場。仮想ブラウザに Operator の中核機能を統合し、単体の Operator は数週間以内に廃止と告知
2025-08-08ChatGPT agent が Enterprise・Edu プランにも拡大
2026-07-09ChatGPT Work 登場。新しい ChatGPT デスクトップアプリ(Chat / Work / Codex を統合)も公開。同日、ブラウザ「ChatGPT Atlas」の廃止を告知
2026-08-09ChatGPT Atlas の提供終了予定日
2026-08-21Work のブラウザが、ログインが必要なサイトでの作業に対応(Plus・Pro)
2026-10 時点ChatGPT agent のヘルプは「現在は利用できない」と案内し、ChatGPT Work とクラウドブラウザへ誘導

つまり「Operator の後継」は 1 回で終わらず、Operator → ChatGPT agent → ChatGPT Work(クラウドブラウザ)と移り変わっています。今から使うなら、最初から Work を前提に考えるのが近道です。

2今 OpenAI でブラウザを操作させる 3 つの方法

2026-10 時点で公式ヘルプに載っている方法は次の 3 つです。どれも「AI が Web ページを読み、クリック・入力・移動をする」点は同じですが、どこでブラウザが動くかが違います。

クラウドブラウザ(Work)デスクトップアプリの内蔵ブラウザChatGPT ブラウザ拡張
ブラウザが動く場所OpenAI 側のクラウド上の別コンピューター自分の PC の ChatGPT デスクトップアプリ内自分の Chrome / Edge / Brave / Opera / Vivaldi
使える環境Web・モバイルmacOS・Windows(Linux は公開プレビュー)デスクトップアプリと組み合わせて使用
PC を閉じても続くか続く(入力・ログイン・確認が必要なときだけ一時停止)アプリ上で一緒に見ながら進める自分のブラウザ上で動く
ログイン状態クラウドブラウザ専用のセッション。自分のブラウザのログインは使わない内蔵ブラウザ専用の状態。Chrome のプロフィールは使わない既存のブラウザのログイン・タブ・拡張機能を使える
向いている作業任せて離席したい予約確認・見積もり依頼・比較ページを見ながら指示したい作業、ページへの注釈普段のブラウザでログイン済みのサービスを使う作業

方法 1: ChatGPT Work のクラウドブラウザ

ChatGPT Work は「長めで手順の多いタスク」を任せるためのエージェントで、調べ物・分析、連携したアプリやファイルをまたいだ作業、文書・スプレッドシート・スライド・レポートの作成までを行います。その中で Web 操作が必要になると、ChatGPT が自動的にクラウドブラウザを使います。クラウドブラウザを別途選ぶ必要はなく、連携アプリ(プラグイン)で直接できる作業ならそちらが優先されることもあります。

  1. ChatGPT(Web またはモバイル)を開き、Work でタスクを始める
  2. 欲しい結果を書く。対象のサイト、条件、制約(予算・日時など)を具体的に
  3. 新しいサイトへのアクセス許可を求められたら、URL を確認して承認する
  4. ログインが必要なサイトでは、ChatGPT が表示する安全なサインインフォームに ID とパスワードを入力し、必要なら 2 段階認証コードも入れる
  5. 途中経過を確認し、予約確定や支払いなど重要な操作の確認依頼が来たら内容を見て判断する
  6. 結果と出典を確認してから使う

公式ヘルプが挙げている依頼例は「レストランの空き確認や見積もり依頼」「条件に合う航空便を探す」「連携したメールの情報と配送サイトで荷物を追跡する」「公共機関の予約枠を探して、承認待ちの状態まで準備する」「公共料金のアカウントにログインしてプランを比較する」などです。

利用できるプラン: クラウドブラウザは、提供地域内の有料プランの Work で利用できます(Free と Go は対象外)。ログインが必要なサイトでの作業は Plus・Pro 向けとして案内されています。料金は 2026-10 時点で Plus $20/月、Pro は $100・$200・$500/月の 3 段階です。

方法 2: ChatGPT デスクトップアプリの内蔵ブラウザ

2026-07 に公開された新しい ChatGPT デスクトップアプリ(macOS・Windows)には内蔵ブラウザがあります。Work または Codex のチャットを開き、ツールバーから、または Ctrl+Shift+B(Windows)/ Command+Shift+B(macOS)でブラウザを開きます。あなたと ChatGPT が同じページを見ながら作業でき、複数タブの移動、ファイルのダウンロード、ログイン待ちにも対応します。

特徴的なのが注釈モードで、ページの要素をクリックしたり範囲をドラッグしたりして「ここをこう直したい」と伝えられます。Web 制作やデザイン確認と相性のよい機能です。内蔵ブラウザは独自のブラウザ状態を持ち、Chrome のプロフィールやログイン状態は使いません。

方法 3: ChatGPT ブラウザ拡張(Chrome など)

普段使っているブラウザのログイン状態・開いているタブ・拡張機能をそのまま使いたい場合は、ChatGPT ブラウザ拡張を使います。2026-08 末に Microsoft Edge、Brave、Opera、Vivaldi にも対応しました。開いているタブを話題に挙げて文脈として渡したり、デスクトップアプリからブラウザ作業を頼んだりできます。会社のアカウントでは、ワークスペース設定によって使えないことがあります。

3安全に使うための仕組みと注意点

ブラウザを操作する AI は、Web ページに仕込まれた悪意ある指示(プロンプトインジェクション)や、誤操作のリスクを常に抱えています。OpenAI のクラウドブラウザには次の仕組みがあります。

  • サイトごとのアクセス許可: 既定では新しいサイトにアクセスする前に許可を求める。設定の「Cloud browser」で「毎回確認」「自動承認(危険そうなときだけ確認)」「常に許可」を選べ、公式は「常に許可」を推奨していない
  • 重要な操作の確認: 予約確定や支払いなど、取り消しにくい操作や金銭・法的・アカウント上の約束になる操作の前に、チャットで確認を求める
  • 安全なサインインフォーム: 入力した ID・パスワードはリモートのブラウザに直接渡り、モデルからは見えず、ChatGPT にも保存されない。表示前に別のモデルがフィッシングの兆候をチェックする
  • 引き継ぎ(テイクオーバー): 行き詰まったときは、スマホや PC からクラウドブラウザを直接操作するよう案内される
  • 閲覧データの削除: 設定の「Cloud browser」→「Browser data」から、全サイトまたはサイト単位でデータを消せる(消すとそのサイトからはログアウトされる)

使う側が守るべきこともはっきり書かれています。

  • パスワード・セキュリティコード・カード情報をチャット欄に貼らない(サインインは専用フォームで)
  • 連携アプリで直接できる作業は、ブラウザ操作よりアプリ連携を優先する
  • URL、サインイン画面のプレビュー、スクリーンショット、確認依頼を毎回見る
  • 違うサイトを開いた・間違った情報を使ったと感じたらすぐ止める

また、すべてのサイトで動くわけではありません。自動化されたブラウザからのアクセスを制限しているサイトでは、普段のブラウザなら使えるのにクラウドブラウザでは弾かれることがあります。その場合は別のサイトを使うか、自分のブラウザで開いて最後の手順を自分で行います。自動操作を禁止しているサイトの利用規約にも注意してください。

4開発者向け: OpenAI API の computer use

自分のアプリに「画面を操作する AI」を組み込みたい場合は、OpenAI API の computer use を使います。Operator 時代の computer-use-preview モデルは 2026-07-23 に提供終了しています。

現在の公式ガイドでは、2 つの接続方法が説明されています。

  • コード実行方式: モデルが PyAutoGUI や Playwright を使うコードを書き、あなたの用意した隔離環境で実行して結果(スクリーンショット等)を返す。GPT-6 Astra ではこちらが推奨
  • computer ツール方式: モデルがマウス・キーボード操作を構造化データで返し、アプリ側が実際の入力に変換する。引き続きサポートされている

どちらも、ブラウザやデスクトップの環境は開発者が用意して実行する点に注意してください。ChatGPT の Work のように OpenAI がブラウザを用意してくれるわけではありません。

5他社の同種機能(2026-10 時点で公式に確認できたもの)

Anthropic: Claude in Chrome

Claude in Chrome は、Claude が Web サイトを読み、クリックし、移動する Chrome 拡張機能です。Chrome のサイドパネルから使うほか、Claude のデスクトップアプリ(Cowork)や Claude Code からも呼び出せます。

  • 対象プラン: 有料プラン全て(Pro・Max・Team・Enterprise)。Pro は月払い $20/月(年払いなら $17/月相当)、Max は $100/月〜(2026-10 時点)
  • 対応ブラウザ: Google Chrome のみ。他の Chromium 系ブラウザやモバイルには非対応
  • 主な機能: 複数タブの操作、定期実行(毎日・毎週など)、ブラウザのコンソールログの読み取り(開発者向け)、操作手順を記録して繰り返すワークフロー記録(従来版サイドパネルのみ)、1Password を使ったサインイン
  • 承認モード: サイドパネルは「自動承認」で始まり、各操作を安全性チェックしながら進め、承認が必要なときだけ止まる。モードは切り替え可能

Claude のデスクトップアプリには、インストール不要の内蔵ブラウザもあり、Cowork の作業で使うブラウザを設定で選べます。

Anthropic: computer use(PC 全体の操作)

ブラウザだけでなく PC のアプリまで操作させたい場合は computer use です。Claude デスクトップアプリ(macOS・Windows)の Cowork と Claude Code で、Pro・Max プラン向けのベータとして提供されています(2026-10 時点で Team・Enterprise は対象外)。設定の「Enable computer use」をオンにして使い、アプリごとに許可を求められます。Claude はまず連携(コネクタ)、次にブラウザ、最後に画面操作の順で、速く確実な方法を優先します。

公式ヘルプは、金融・医療・行政など機密性の高いアプリには許可を与えないこと、簡単な作業から始めることを推奨しています。開発者向けには、Claude API に computer use ツールと browser use ツールがあり、どちらも実行環境は開発者側で用意します。

Google: Gemini in Chrome の auto browse

Google は Chrome に組み込まれた Gemini の auto browse を提供しています。2026-01 にデスクトップ(Windows・macOS・Chromebook Plus)で米国向けにプレビュー提供を開始し、2026-08 には米国の Android にも拡大しました。対象は米国の Google AI Pro・Google AI Ultra 加入者で、購入や SNS への投稿など一部の操作の前には確認を求める設計です。Google AI Pro は米国で $19.99/月(2026-10 時点)。日本向けの auto browse 提供は、公式情報では確認できませんでした。

その他

自律型エージェントとして知られる Manus もブラウザ操作を含むタスクを実行できます。料金や使い方は Manus AI の使い方 を参照してください。旧記事で比較していた Google の Project Mariner は、2026-10 時点の Google AI プランの特典一覧には含まれていません。

6どれを使うべきか — 選び方

やりたいこと候補理由
依頼して離席し、終わったら結果を見たいChatGPT Work のクラウドブラウザクラウドで動くので PC を閉じても続く
普段の Chrome でログイン済みのサービスを操作させたいClaude in Chrome / ChatGPT ブラウザ拡張既存のログイン状態やタブを使える
ページを見ながら「ここを直して」と指示したいChatGPT デスクトップアプリの内蔵ブラウザ注釈モードで要素を指定できる
ブラウザ以外のデスクトップアプリも操作させたいClaude の computer use(Pro・Max、ベータ)画面を見てアプリを直接操作できる
自社サービスに組み込みたいOpenAI / Claude の API の computer use実行環境を自分で管理できる

どのサービスでも、最初は調べ物や比較のような取り消しの効く作業から試し、予約・購入・送信のような確定操作は自分で最終確認するのが安全です。

7よくある質問

Q. 昔の Operator の画面や履歴はどこで見られますか?
Operator の Web サイトは現在アクセスできません。OpenAI のヘルプでは、Operator の機能は ChatGPT agent に統合されたと説明されており、現在はさらに ChatGPT Work への移行が案内されています。

Q. 無料プランでもブラウザ操作はできますか?
ChatGPT のクラウドブラウザは Free・Go が対象外です。Claude in Chrome も有料プラン向け、Google の auto browse も AI Pro・Ultra 向けです。

Q. AI にパスワードを教えても大丈夫ですか?
チャット欄には入力しないでください。ChatGPT は専用のサインインフォーム、Claude in Chrome は 1Password 連携など、モデルにパスワードを見せない仕組みが用意されています。

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