| この記事の要点 |
|
エラー内容
The following channel memory did not pass cpu memory test.
Please remove the memory then plug again.
Channel n
日本語にすると「次のチャネルのメモリが CPU のメモリテストに合格しませんでした。メモリを取り外して挿し直してください。チャネル n」という意味です。最後の行の Channel A / Channel B などの表示が、問題のあるメモリチャネル(スロットのグループ)を示しています。PC の電源を入れた直後、OS が起動する前の画面に表示され、多くの場合そこで止まるか、キー入力を求められます。
原因
PC は起動のたびに POST(電源投入時自己診断)を行い、CPU に内蔵されたメモリコントローラがメモリを認識・テストします。このテストに通らなかったチャネルがあると、このメッセージが表示されます。
| 原因 | よくある状況 | 可能性 |
|---|---|---|
| 接触不良 | メモリの挿し込みが浅い、端子の汚れ・酸化、PC の移動や振動 | 高い |
| メモリ設定 | XMP / EXPO を有効にした、手動で周波数・電圧を変更した | 中 |
| 相性・規格違い | 増設したメモリと既存メモリの規格・速度が違う、マザーボードの対応表(QVL)にない | 中 |
| メモリの故障 | 特定の 1 枚を挿したときだけ発生する | 中 |
| スロット・マザーボードの故障 | どのメモリを挿しても特定のスロットで発生する | 低〜中 |
| CPU 側の問題 | CPU 交換直後、ソケットのピン曲がり、CPU クーラーの締め付けムラ | 低 |
放電したら直ることもあるので、電源を抜いてしばらく放置するのも手です。帯電した状態や一時的な誤動作が原因の場合は、これだけで解消することがあります。
対処法(順番に試す)
作業の前に、必ず電源を切って電源ケーブルを抜き、金属部分に触れて体の静電気を逃がしてください。ノート PC はメモリの交換ができない機種もあるため、取扱説明書を確認します。
- 放電する: 電源ケーブルを抜いた状態で電源ボタンを数秒押し、そのまま数分待つ
- メモリを挿し直す: スロット両端のツメを開いてメモリを外し、もう一度「カチッ」とツメが閉じるまで真っすぐ挿し込む。端子が汚れていれば乾いた柔らかい布で軽く拭く
- 1 枚だけで起動する: メモリが複数枚なら、マザーボードの説明書で推奨されている最初のスロットに 1 枚だけ挿して起動する。これを 1 枚ずつ繰り返して、問題のメモリを特定する
- スロットを変える: 正常に動いたメモリを別のスロットに挿して、スロット側の故障かどうかを確認する
- メモリ設定を初期値に戻す: 起動できたら BIOS(UEFI)設定で XMP / EXPO を無効にする。起動できない場合は CMOS クリア(マザーボードの説明書の手順で)を行う
- BIOS を更新する: 新しいメモリや CPU への対応が BIOS 更新で追加されることがある。メーカーの手順に従い、更新中は絶対に電源を切らない
- 交換・修理: 特定のメモリで必ず発生するならメモリを交換、特定のスロットで必ず発生するならマザーボードの修理・交換を検討する
切り分けの考え方
| 結果 | 疑わしい部品 |
|---|---|
| メモリ A だけどのスロットでも失敗 | メモリ A |
| どのメモリでもスロット 2 だけ失敗 | スロット 2(マザーボード) |
| XMP を切ると起動する | 設定・相性(故障ではない可能性が高い) |
| どの組み合わせでも同じチャネルが失敗 | マザーボードまたは CPU |
確認方法: メモリ診断ツールで検査する
起動できるようになった後も、メモリが不安定なままだとフリーズやブルースクリーン、データ破損の原因になります。診断ツールで確認しておきましょう。
- Windows メモリ診断: スタートメニューで「Windows メモリ診断」を検索して実行(コマンドなら
mdsched.exe)。再起動後に検査が行われ、結果はログイン後に通知される - MemTest86 / Memtest86+: USB メモリから起動して OS に依存せず検査できる。より厳密に調べたいときに使う
エラーが 1 件でも出たメモリは、基本的に交換を検討します。購入して間もない場合は保証期間内か確認してください。
よくある質問
Q. メモリを増設した直後から表示されるようになった
A. 増設したメモリと既存のメモリで規格(DDR4 / DDR5)、容量、速度、メーカーが異なると、組み合わせによっては動作しないことがあります。まず増設前の状態に戻して起動するか確認し、起動するなら増設したメモリ単体でも試してください。複数枚使う場合は、同じ型番の 2 枚組(キット)を使うのが最も確実です。
Q. 挿し直したら起動したが、また再発する
A. 接触不良が再発しやすい状態か、メモリやスロットが劣化しつつある可能性があります。メモリ診断ツールで検査し、エラーが出るなら交換を検討します。PC 内部のホコリが多い場合は、エアダスターで清掃しておくと予防になります。
Q. 「Press F1 to continue」と出て、F1 を押すと起動する
A. 一時的に起動できても、問題のあるメモリが使われ続けている可能性があります。そのまま使い続けず、上の手順で原因を特定してください。
関連
- BIOSとは|POST・起動ドライブとUEFIの違い・セットアップ起動キー
- PCのメモリ増設を成功させるためのポイント|規格・容量・速度・相性の選び方と手順
- PC メモリ容量・スピード確認方法完全ガイド
- パソコン本体の構成パーツ完全ガイド
子ページはありません
同階層のページはありません
人気ページ
- 1 Eclipseで「サーバーに追加または除去できるリソースがありません。」の原因と対処法
- 2 tomcat の起動 / 停止ログと catalina.log・catalina.out の違い
- 3 JavaScript で base URL を取得する方法|window.location.origin
- 4 YouTube Data API v3 エラー一覧|403・400・404 の原因と対処
- 5 Laravel エラー一覧|500/Blade/DB 接続/ルーティングの代表エラー
- 6 3Dグラフィックスのソフト一覧|Blender・Metasequoiaと用途別の選び方
- 7 Spring Frameworkのアノテーション一覧
- 8 【Spring】@Valueアノテーションとは
- 9 CATALINA_HOME の確認方法 (Linux / Mac)
- 10 【Spring】@Autowiredアノテーションとは
最近更新/作成されたページ
- Visual Studio「デザイナーを表示できません」エラーの原因と対処 2026-10-28 12:06:00
- SSH 認証に失敗しました。再試行してください の対処 2026-10-28 12:06:00
- SSH2 秘密鍵の読み込みに失敗しました の原因と対処 2026-10-28 12:06:00
- TeraTerm のよくあるエラーと対処法完全ガイド — Connection refused / 2026-10-28 12:06:00
- Visual Studio エラー一覧|コンパイルエラー・警告の確認方法と対処 2026-10-28 11:39:57
- Whitelabel Error Page の原因と消し方|Spring Boot のエラーページ 2026-10-28 11:39:57
- Eclipseで「サーバーに追加または除去できるリソースがありません。」の原因と対処法 2026-10-28 11:39:57
- SQL WHERE 句完全ガイド 2026-10-28 11:39:57
- SQL JOIN 完全ガイド (INNER/LEFT/RIGHT/FULL OUTER) 2026-10-28 11:39:57
- tomcat の起動 / 停止ログと catalina.log・catalina.out の違い 2026-10-28 10:24:23
- Tomcat の起動確認方法 5 つ|localhost:8080・ポート・プロセス・ログ 2026-10-28 10:24:23
- Oracle 19c COMMITの使い方: 暗黙コミット・自動確定・応答不明時の確認 2026-10-28 09:59:09
- Oracle 19c DELETE文|削除対象の確認・COMMIT前の判断・ROLLBACKの条件 2026-10-28 09:59:09
- Oracle 19c INSERT文|INSERT ALL・SELECT・RETURNINGとMERGEの使い分け 2026-10-28 09:59:09
- Oracle 19cのトランザクション制御|COMMIT・ROLLBACK・分離レベルと接続設定 2026-10-28 09:59:09