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The following channel memory did not pass cpu memory test.

この記事の要点
  • PC 起動時(POST 中)に表示される「The following channel memory did not pass cpu memory test」はメモリの初期化テストに失敗したという意味
  • 原因: メモリの接触不良が最多。ほかにメモリ・スロット・CPU(メモリコントローラ)の故障、相性・設定
  • 対処 1: 電源を切り、放電してからメモリを挿し直す(端子の清掃、奥まで確実に挿す)
  • 対処 2: 1 枚ずつ・スロットを変えて起動し、どのメモリ/どのスロットが悪いか切り分ける
  • 対処 3: XMP/EXPO などのオーバークロック設定を無効化、CMOS クリア、BIOS 更新。直らなければ交換

エラー内容

The following channel memory did not pass cpu memory test.
Please remove the memory then plug again.
Channel n

日本語にすると「次のチャネルのメモリが CPU のメモリテストに合格しませんでした。メモリを取り外して挿し直してください。チャネル n」という意味です。最後の行の Channel A / Channel B などの表示が、問題のあるメモリチャネル(スロットのグループ)を示しています。PC の電源を入れた直後、OS が起動する前の画面に表示され、多くの場合そこで止まるか、キー入力を求められます。

原因

PC は起動のたびに POST(電源投入時自己診断)を行い、CPU に内蔵されたメモリコントローラがメモリを認識・テストします。このテストに通らなかったチャネルがあると、このメッセージが表示されます。

原因よくある状況可能性
接触不良メモリの挿し込みが浅い、端子の汚れ・酸化、PC の移動や振動高い
メモリ設定XMP / EXPO を有効にした、手動で周波数・電圧を変更した中
相性・規格違い増設したメモリと既存メモリの規格・速度が違う、マザーボードの対応表(QVL)にない中
メモリの故障特定の 1 枚を挿したときだけ発生する中
スロット・マザーボードの故障どのメモリを挿しても特定のスロットで発生する低〜中
CPU 側の問題CPU 交換直後、ソケットのピン曲がり、CPU クーラーの締め付けムラ低

放電したら直ることもあるので、電源を抜いてしばらく放置するのも手です。帯電した状態や一時的な誤動作が原因の場合は、これだけで解消することがあります。

対処法(順番に試す)

作業の前に、必ず電源を切って電源ケーブルを抜き、金属部分に触れて体の静電気を逃がしてください。ノート PC はメモリの交換ができない機種もあるため、取扱説明書を確認します。

  1. 放電する: 電源ケーブルを抜いた状態で電源ボタンを数秒押し、そのまま数分待つ
  2. メモリを挿し直す: スロット両端のツメを開いてメモリを外し、もう一度「カチッ」とツメが閉じるまで真っすぐ挿し込む。端子が汚れていれば乾いた柔らかい布で軽く拭く
  3. 1 枚だけで起動する: メモリが複数枚なら、マザーボードの説明書で推奨されている最初のスロットに 1 枚だけ挿して起動する。これを 1 枚ずつ繰り返して、問題のメモリを特定する
  4. スロットを変える: 正常に動いたメモリを別のスロットに挿して、スロット側の故障かどうかを確認する
  5. メモリ設定を初期値に戻す: 起動できたら BIOS(UEFI)設定で XMP / EXPO を無効にする。起動できない場合は CMOS クリア(マザーボードの説明書の手順で)を行う
  6. BIOS を更新する: 新しいメモリや CPU への対応が BIOS 更新で追加されることがある。メーカーの手順に従い、更新中は絶対に電源を切らない
  7. 交換・修理: 特定のメモリで必ず発生するならメモリを交換、特定のスロットで必ず発生するならマザーボードの修理・交換を検討する

切り分けの考え方

結果疑わしい部品
メモリ A だけどのスロットでも失敗メモリ A
どのメモリでもスロット 2 だけ失敗スロット 2(マザーボード)
XMP を切ると起動する設定・相性(故障ではない可能性が高い)
どの組み合わせでも同じチャネルが失敗マザーボードまたは CPU

確認方法: メモリ診断ツールで検査する

起動できるようになった後も、メモリが不安定なままだとフリーズやブルースクリーン、データ破損の原因になります。診断ツールで確認しておきましょう。

  • Windows メモリ診断: スタートメニューで「Windows メモリ診断」を検索して実行(コマンドなら mdsched.exe)。再起動後に検査が行われ、結果はログイン後に通知される
  • MemTest86 / Memtest86+: USB メモリから起動して OS に依存せず検査できる。より厳密に調べたいときに使う

エラーが 1 件でも出たメモリは、基本的に交換を検討します。購入して間もない場合は保証期間内か確認してください。

よくある質問

Q. メモリを増設した直後から表示されるようになった
A. 増設したメモリと既存のメモリで規格(DDR4 / DDR5)、容量、速度、メーカーが異なると、組み合わせによっては動作しないことがあります。まず増設前の状態に戻して起動するか確認し、起動するなら増設したメモリ単体でも試してください。複数枚使う場合は、同じ型番の 2 枚組(キット)を使うのが最も確実です。

Q. 挿し直したら起動したが、また再発する
A. 接触不良が再発しやすい状態か、メモリやスロットが劣化しつつある可能性があります。メモリ診断ツールで検査し、エラーが出るなら交換を検討します。PC 内部のホコリが多い場合は、エアダスターで清掃しておくと予防になります。

Q. 「Press F1 to continue」と出て、F1 を押すと起動する
A. 一時的に起動できても、問題のあるメモリが使われ続けている可能性があります。そのまま使い続けず、上の手順で原因を特定してください。

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