| この記事の要点 |
|
エラー内容
Class 'Doctrine\DBAL\Driver\PDOMySql\Driver' not found
PHP 8 系では Class "Doctrine\DBAL\Driver\PDOMySql\Driver" not found のようにダブルクォートで表示されます。php artisan migrate の実行中に発生し、マイグレーションが途中で止まります。
発生条件
既存テーブルの構造を読み取る必要があるマイグレーションを実行したときに発生します。代表的なのは次の操作です。
$table->string('name', 100)->change();… カラムの型・長さ・NULL 許可などの変更$table->renameColumn('old', 'new');… カラム名の変更- SQLite でのカラム削除(
dropColumn)
Laravel 10 以前のスキーマビルダーは、これらの処理で Doctrine DBAL に現在のテーブル定義を読ませ、差分から ALTER 文を作っていました。その際に MySQL 用のドライバクラス Doctrine\DBAL\Driver\PDOMySql\Driver を生成しようとして、クラスが見つからないと今回のエラーになります。
原因の切り分け
| 状況 | 原因 | 対処 |
|---|---|---|
composer show doctrine/dbal で「not found」 | doctrine/dbal が入っていない | composer require doctrine/dbal |
| DBAL 3.x が入っていて、Laravel が 7 以前 | DBAL 3 で PDOMySql\Driver が廃止され、Doctrine\DBAL\Driver\PDO\MySQL\Driver に移動した。古い Laravel は旧クラス名を参照している | DBAL を 2 系に固定するか、Laravel を DBAL 3 対応版へ更新 |
| ローカルでは動くが本番だけ失敗 | dbal を require-dev に入れていて、本番は --no-dev でインストールしている | 通常の require に移す |
同じ「DBAL が無い」という原因でも、操作の種類や Laravel のバージョンによっては「Changing columns for table ... requires Doctrine DBAL」という別のメッセージになります。どちらのメッセージでも、まず DBAL の有無とバージョンを確認するのが近道です。
対処法
doctrine/dbal が入っていない場合
composer require doctrine/dbal
php artisan migrate
DBAL 3 と古い Laravel の組み合わせの場合
Laravel をすぐに更新できないなら、DBAL を 2 系に固定します。
composer require doctrine/dbal:^2.13
php artisan migrate
根本的には Laravel 自体のアップデートを検討してください。古いバージョンはセキュリティサポートも終了しています。
Laravel 11 以降へ移行した場合
Laravel 11 以降はカラム変更・リネームを Laravel 自身が処理するため、doctrine/dbal は不要です。ただし change() では残したい修飾子(nullable・default・comment など)をすべて書き直す必要がある点に注意してください。
どうしても DBAL を入れたくない場合
MySQL 8.0 以降なら、マイグレーション内で ALTER 文を直接実行する方法もあります。
use Illuminate\Support\Facades\DB;
public function up(): void
{
DB::statement('ALTER TABLE users RENAME COLUMN old_name TO new_name');
DB::statement('ALTER TABLE users MODIFY name VARCHAR(100) NULL');
}
この方法は DB 製品に依存するため、テストで SQLite を使っている場合などは動かなくなる点に注意してください。
確認方法
# DBAL の有無とバージョン
composer show doctrine/dbal
# Laravel のバージョン
php artisan --version
# どこまで適用されたか
php artisan migrate:status
MySQL では DDL がトランザクションでロールバックされないため、エラーで止まったマイグレーションの前半だけが適用されていることがあります。再実行前に SHOW CREATE TABLE で現状を確認してください。
よくある質問
Q. composer require したのにまだ同じエラーが出る
A. Composer のオートロードが古いままの可能性があります。composer dump-autoload を実行してから再度マイグレーションしてください。Docker などでコンテナ内とホストの vendor が別になっている場合は、実際に artisan を実行する環境にインストールされているかも確認します。
Q. composer require で依存関係の競合エラーになる
A. Laravel や他パッケージが要求する DBAL のバージョンと、指定したバージョンが合っていません。composer why-not doctrine/dbal 3.0 のようにして、どのパッケージが制約しているか調べられます。
Q. 本番環境だけで発生する
A. composer install --no-dev でデプロイしていて、doctrine/dbal が require-dev 側に入っていないか composer.json を確認してください。
関連
子ページはありません
- SQLSTATE[HY000] [1045] Access denied for user 'homestead'@'localhost'
- Add [~] to fillable property to allow mass assignment on [App\~].
- PHP Parse error: syntax error, unexpected 'class' (T_CLASS), expecting identifier (T_STRING) or variable (T_VARIABLE) or '{' or '$' in ~
- Changing columns for table "~" requires Doctrine DBAL; install "doctrine/dbal"
- MethodNotAllowedHttpException No message
- Class 'Doctrine\DBAL\Driver\PDOMySql\Driver' not found
- production.ERROR: No application encryption key has been specified.
- Dotenv values containing spaces must be surrounded by quotes.
- Laravel \ Socialite \ Two \ InvalidStateException
- The page has expired due to inactivity. Please refresh and try again.
- Failed to clone https://github.com/symfony/thanks.git via https, ssh protocol
- Illegal offset type
- Cannot access protected property Illuminate\Http\Request::$...
- Emitted value instead of an instance of Error
- 画像保存時にInternal Server Error
- Failed to authenticate on SMTP server with username ...
- PostTooLargeException
- Database hosts array is empty.
- Invalid request (Unsupported SSL request)
- does not comply with psr-4 autoloading standard. Skipping.
- MySQLのSTR_TO_DATE関数を使用するとnullが返却される問題
人気ページ
- 1 Eclipseで「サーバーに追加または除去できるリソースがありません。」の原因と対処法
- 2 tomcat の起動 / 停止ログと catalina.log・catalina.out の違い
- 3 JavaScript で base URL を取得する方法|window.location.origin
- 4 YouTube Data API v3 エラー一覧|403・400・404 の原因と対処
- 5 Laravel エラー一覧|500/Blade/DB 接続/ルーティングの代表エラー
- 6 3Dグラフィックスのソフト一覧|Blender・Metasequoiaと用途別の選び方
- 7 Spring Frameworkのアノテーション一覧
- 8 【Spring】@Valueアノテーションとは
- 9 CATALINA_HOME の確認方法 (Linux / Mac)
- 10 【Spring】@Autowiredアノテーションとは
最近更新/作成されたページ
- Visual Studio「デザイナーを表示できません」エラーの原因と対処 2026-10-28 12:06:00
- SSH 認証に失敗しました。再試行してください の対処 2026-10-28 12:06:00
- SSH2 秘密鍵の読み込みに失敗しました の原因と対処 2026-10-28 12:06:00
- TeraTerm のよくあるエラーと対処法完全ガイド — Connection refused / 2026-10-28 12:06:00
- Visual Studio エラー一覧|コンパイルエラー・警告の確認方法と対処 2026-10-28 11:39:57
- Whitelabel Error Page の原因と消し方|Spring Boot のエラーページ 2026-10-28 11:39:57
- Eclipseで「サーバーに追加または除去できるリソースがありません。」の原因と対処法 2026-10-28 11:39:57
- SQL WHERE 句完全ガイド 2026-10-28 11:39:57
- SQL JOIN 完全ガイド (INNER/LEFT/RIGHT/FULL OUTER) 2026-10-28 11:39:57
- tomcat の起動 / 停止ログと catalina.log・catalina.out の違い 2026-10-28 10:24:23
- Tomcat の起動確認方法 5 つ|localhost:8080・ポート・プロセス・ログ 2026-10-28 10:24:23
- Oracle 19c COMMITの使い方: 暗黙コミット・自動確定・応答不明時の確認 2026-10-28 09:59:09
- Oracle 19c DELETE文|削除対象の確認・COMMIT前の判断・ROLLBACKの条件 2026-10-28 09:59:09
- Oracle 19c INSERT文|INSERT ALL・SELECT・RETURNINGとMERGEの使い分け 2026-10-28 09:59:09
- Oracle 19cのトランザクション制御|COMMIT・ROLLBACK・分離レベルと接続設定 2026-10-28 09:59:09