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バージョン:2
更新日時:2026-06-10 06:41:13
タイトル: ケーブル
本稿は ネットワークケーブルに関する記事です。LAN・WAN・データセンタの構内配線で使われる、物理的なケーブルとコネクタを扱います。
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ネットワークケーブルの分類
| 区分 | 代表例 | 主な用途 |
| 銅線 (ツイストペア) | UTP / STP / FTP (Cat5e、Cat6、Cat6A、Cat7、Cat8) | LAN 配線・オフィス・家庭 |
| 同軸ケーブル | 10BASE2、10BASE5 | 旧 LAN・現在は CATV/監視カメラに残存 |
| 光ファイバ | シングルモード (SMF) / マルチモード (MMF) (OM1〜OM5、OS1/OS2) | 長距離・データセンタ・基幹回線 |
| シリアル / コンソール | RS-232C、RJ-45 コンソール | ルータ・スイッチの管理 |
| 電力線・無線 | PoE、Wi-Fi 等 | ケーブル不要 / ケーブル共用 |
ツイストペアケーブルのカテゴリ
| カテゴリ | 最大速度 | 最大周波数 | 主な用途 |
| Cat5 | 100 Mbps | 100 MHz | レガシー (新規敷設は推奨されない) |
| Cat5e | 1 Gbps | 100 MHz | 家庭・小規模オフィス |
| Cat6 | 1 Gbps (10 Gbps 短距離) | 250 MHz | オフィス LAN の主流 |
| Cat6A | 10 Gbps | 500 MHz | 10G LAN・データセンタ |
| Cat7 | 10 Gbps | 600 MHz | シールド付きで業務用 (TIA未認定) |
| Cat8 | 25/40 Gbps (30m) | 2000 MHz | データセンタの短距離高速 |
シールド有無の表記
| 表記 | 意味 |
| UTP | Unshielded Twisted Pair (シールドなし) |
| STP | Shielded Twisted Pair (シールドあり) |
| FTP | Foil Twisted Pair (アルミ箔シールド) |
| S/FTP | 編組シールド + 各ペアにアルミ箔シールド |
光ファイバの種類
| 種別 | コア径 | 最大距離 (目安) | 波長 |
| シングルモード (SMF) OS1/OS2 | 9 μm | 数 km〜100 km 以上 | 1310 / 1550 nm |
| マルチモード OM1 | 62.5 μm | 275 m (1 Gbps) | 850 / 1300 nm |
| マルチモード OM3 | 50 μm | 300 m (10 Gbps) | 850 nm |
| マルチモード OM4 | 50 μm | 400 m (10 Gbps) | 850 nm |
| マルチモード OM5 | 50 μm | WDM 対応で距離拡張 | SWDM |
主なコネクタ: LC (小型・現在の主流)、SC (角形)、ST (旧)、MPO (多芯)
結線パターン
| 結線 | 用途 |
| ストレートケーブル | PC ↔ スイッチ/ルータの一般的接続 |
| クロスケーブル | PC ↔ PC、スイッチ ↔ スイッチ (旧) |
| Auto MDI/MDI-X | 近年の機器は自動判別で結線を意識しなくて良い |
選定のポイント
- 必要速度: 1G で十分か、10G が必要か (Cat6A 以上)
- 距離: ツイストペアは 100m 以内が原則。それを超える場合は光ファイバ+メディアコンバータ
- 環境: ノイズの多い工場・モーター近くなら STP / S/FTP
- PoE 給電: PoE / PoE+ / PoE++ では電力容量とケーブル品質に注意
- 難燃グレード: 配線スペースの不燃要件に合わせる (CMR / CMP 等)
- 将来性: 配線工事は寿命が長い。1 段階上のカテゴリを選んでおくと安全
取り扱いの注意
- 最小曲げ半径を守る (とくに光ファイバは厳しい)
- 圧着不良はリンクアップ不安定・パケロスの原因。RJ-45 のかしめは慎重に
- 長距離 LAN ケーブルは雷サージで機器を破壊することがある。屋外配線は避けるか SPD を入れる
- 束ねすぎは伝送特性の劣化や発熱 (PoE) を招く
- 同軸 / 古い LANを引き継いだ場合は、まず物理品質を疑う
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