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バージョン:5
ページ更新者:atom
更新日時:2026-06-10 17:35:41

タイトル: WSL (Windows Subsystem for Linux)

Windows Subsystem for Linuxとは?

Windows上でLinuxをアプリケーションとして起動させることが出来るサブシステム。

仮想環境ではなくサブシステム。Linuxバイナリを直接Windows上で動かす仕組みで、Windowsでの開発・サーバー管理・スクリプト実行に欠かせない機能になっています。

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WSL1 と WSL2 の違い

項目WSL1WSL2
方式Linuxシステムコールを Windows API に変換軽量仮想マシン上で本物のLinuxカーネル
ファイルシステムNTFS互換(速い)ext4(仮想ディスク)
Windows側ファイル操作速い遅い(\\wsl$ 経由)
Linux側ファイル操作遅め速い
Docker非対応対応(Docker Desktop推奨)
systemd非対応対応(要設定)
カーネル互換性限定的完全
起動速度瞬時初回数秒

現在はWSL2が標準。新規導入はWSL2で。

WSL の主要コマンド

# インストール(Win10 2004以降、Win11)
> wsl --install

# ディストリ一覧
> wsl -l -v

# ディストリの追加
> wsl --install -d Ubuntu-22.04
> wsl --install -d Debian

# WSLバージョン指定(既定)
> wsl --set-default-version 2

# 起動
> wsl
> wsl -d Ubuntu

# 終了
> wsl --shutdown

# ディストリ削除
> wsl --unregister Ubuntu

Windows ⇔ WSL のファイル操作

# Linux側からWindowsファイルへ
$ cd /mnt/c/Users/YourName/Documents

# Windows側からLinuxファイルへ
# エクスプローラで \\wsl$\Ubuntu\home\user

# Linux内のVSCodeを開く
$ code .

# WindowsのコマンドをWSLから呼ぶ
$ cmd.exe /c dir
$ explorer.exe .

主な利用シーン

  • Linux向けの開発を Windows マシンで行う
  • Docker Desktopのバックエンドとして利用
  • SSHクライアント・git・各種CLIツールを Linux 同等の感覚で使う
  • Python / Node.js / Go の開発環境を Linux 側に集約
  • Webサーバー(Apache / Nginx)を試す

パフォーマンスのコツ

  • プロジェクトファイルは Linux 側(~/)に置く/mnt/c/ 経由は遅い
  • VSCode は WSL 拡張で Linux 側を直接編集(パフォーマンス向上)
  • WSL2のメモリ上限は %USERPROFILE%\.wslconfig で調整可

注意点

  • 本番サーバーで起きる挙動とは細部で異なる場合がある
  • WSL2は仮想化機能(Hyper-V)に依存。BIOSで仮想化を有効化する必要あり
  • GPUアクセスやLinuxデスクトップアプリは WSLg(同梱)で対応

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