この内容は古いバージョンです。最新バージョンを表示するには、戻るボタンを押してください。
バージョン:1
ページ更新者:T
更新日時:2025-03-01 06:25:54

タイトル: セーブするとセーブファイルの実体がどこに保存されるか
SEOタイトル: UE5でセーブするとセーブファイルの実体がどこに保存されるか

Unreal Engine 5(UE5)では、ゲームの進行状況やプレイヤーのデータを保存するために「Save Game」システムを使用します。このシステムを使うことで、プレイヤーがセーブしたデータがどこに保存されるのか、またその保存先をカスタマイズする方法について理解することは非常に重要です。本記事では、UE5でセーブデータがどこに保存されるのか、その場所や管理方法について詳しく解説します。

Save Gameシステムの基本

UE5では、セーブデータを保存するために「Save Game」というシステムを使用します。これにより、プレイヤーのゲームの進行状況や設定などのデータを、特定のスロットに保存できます。セーブデータは「Save Game Object」というオブジェクトに格納され、これをファイルとして保存する形になります。

「Save Game To Slot」ノードを使うことで、このデータがどこに保存されるかを制御することができます。デフォルトでは、UE5はプレイヤーのローカルストレージにセーブデータを保存しますが、保存先のパスはプラットフォームによって異なります。

セーブデータの保存場所

UE5でセーブデータが保存される場所は、ゲームが動作しているプラットフォームによって異なります。一般的に、次のような場所にセーブファイルが保存されます。

1. Windowsプラットフォームの場合

Windows環境では、UE5はデフォルトで「Saved」フォルダ内にセーブデータを保存します。このフォルダは、プロジェクトのルートディレクトリに存在します。

セーブファイルのパスは以下のようになります:

  • プロジェクトフォルダ\Saved\SaveGames

この「SaveGames」フォルダ内に、指定したスロット名でセーブファイルが保存されます。たとえば、「SaveSlot1」というスロット名を使用してセーブを行った場合、次のようなファイルパスになります:

  • プロジェクトフォルダ\Saved\SaveGames\SaveSlot1.sav

「.sav」拡張子のファイルがセーブデータの実体です。このファイルには、プレイヤーがセーブしたデータがバイナリ形式で保存されています。

2. コンソールプラットフォーム(PS4, PS5, Xbox)の場合

コンソールプラットフォームでは、UE5がセーブデータを保存する場所はユーザーが指定できない場合があります。代わりに、プラットフォームの標準的な保存先が利用されます。たとえば、PlayStationやXboxのゲームでは、通常、ゲームのセーブデータはゲームごとに指定された「ユーザーのセーブデータフォルダ」に保存されます。

PlayStation 4や5、Xboxシリーズでは、セーブファイルが「ゲームのセーブファイル管理」セクションに格納されますが、これらはUE5の内部で自動的に管理されるため、開発者は直接アクセスできません。そのため、これらのプラットフォームでは、セーブデータが「クラウド保存」や「ローカルストレージ」のどちらに保存されるかは、プラットフォームの設定やユーザーの選択に依存します。

3. モバイルプラットフォーム(iOS, Android)の場合

モバイルプラットフォームでも、UE5はセーブデータをローカルストレージに保存しますが、その保存先はプラットフォームによって異なります。一般的には、モバイルデバイスでは次の場所にセーブデータが保存されます:

  • iOS: /Documents/フォルダ
  • Android: /storage/emulated/0/Android/data/ゲームパッケージ名/files

モバイルプラットフォームでは、アプリのパッケージ名やディレクトリ構造に従って、セーブデータが適切に保存されます。

セーブデータの保存先をカスタマイズする方法

UE5では、デフォルトのセーブデータの保存場所を変更することもできます。これにより、セーブデータを特定の場所に保存することができ、ユーザーにとって便利なカスタマイズが可能です。たとえば、特定のフォルダにセーブデータを保存したい場合は、セーブデータの保存先をカスタムパスに指定することができます。

セーブデータの保存先をカスタマイズするには、BlueprintまたはC++コードで「Save Game To Slot」ノードの保存先パラメータを設定します。例えば、ゲームの設定ファイルやユーザーが選択したディレクトリを使用して、セーブデータの保存場所を指定することが可能です。

まとめ

UE5でセーブデータが保存される場所は、プラットフォームによって異なります。Windowsではプロジェクトの「Saved」フォルダ内に保存され、コンソールやモバイルプラットフォームでは、各プラットフォームに定められたセーブデータの保存先が使用されます。

セーブデータの保存場所を変更したい場合は、UE5の設定をカスタマイズすることで、特定のパスに保存することが可能です。セーブデータの保存場所を理解し、管理することで、ユーザーにより良いゲーム体験を提供することができます。