タイトル: レベルごとにゲームモードを変更する方法
SEOタイトル: UE5でレベルごとにゲームモードを変更する方法
Unreal Engine 5(UE5)では、各レベルごとに異なるGameModeを設定することが可能です。これにより、例えばチュートリアルステージでは特定の制限を設けたGameModeを適用し、本編では通常のルールで動作させるといったカスタマイズができます。本記事では、その具体的な方法について詳しく解説します。
レベルごとにGameModeを変更する理由
ゲーム開発において、レベルごとに異なるルールを適用したいケースは多々あります。例えば:
- チュートリアル用の簡易版ルールを適用する
- ボス戦専用の特殊な挙動を持たせる
- マルチプレイヤーとシングルプレイヤーで異なるルールを適用する
これらを実現するには、UE5のレベル設定で個別のGameModeを指定するのが有効な方法です。
レベルごとにGameModeを設定する方法
UE5では、レベルごとに異なるGameModeを設定する方法が2つあります。
方法1: レベルエディタで設定する
UE5のエディタ上で各レベルに異なるGameModeを設定できます。
手順:
- エディタで変更したいレベルを開く
- 「World Settings」ウィンドウを開く(表示されていない場合は、メニューの「Window」→「World Settings」で表示)
- 「Game Mode Override」のドロップダウンから適用したいGameModeを選択
この設定を行うことで、特定のレベルに対して独自のゲームルールを適用できます。
方法2: ブループリントで動的に変更する
ゲーム中に動的にGameModeを変更したい場合は、ブループリントを活用します。
手順:
- 「GameModeBase」または「GameMode」のブループリントを開く
- 「Begin Play」イベントを追加
- 「Set Game Mode」ノードを追加し、条件に応じて適用するGameModeを設定
例えば、プレイヤーの選択によって異なるルールを適用したい場合に有効です。
GameModeをレベル間で引き継ぐ方法
デフォルトでは、新しいレベルに移行すると、デフォルトのGameModeにリセットされます。これを回避し、レベル間でGameModeを引き継ぐ方法もあります。
手順:
- 「GameInstance」を作成し、カスタム変数としてGameModeのクラスを保存
- レベルロード時に「GameInstance」から取得して適用
まとめ
UE5では、エディタの「World Settings」から簡単にレベルごとのGameModeを設定できるほか、ブループリントを活用して動的に変更することも可能です。また、GameInstanceを利用すれば、異なるレベル間でGameModeを引き継ぐこともできます。
開発するゲームの仕様に応じて適切な方法を選び、最適なゲーム体験を提供しましょう。