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Unreal Engine 5（UE5）では、プレイヤーがアイテムに近づいた際に特定のボタンを押すことでイベントを発火させることができます。本記事では、その方法を分かりやすく詳しく解説します。

1. 必要なアクタを作成する

まず、アイテムとして使用するアクタ（Actor）を作成します。以下の手順で進めます。

1. Unreal Editorで「ブループリントクラス」を作成

2. 「Actor」を親クラスとして選択

3. 作成したブループリントを「BP_Item」と命名

4. 「BP_Item」を開き、以下のコンポーネントを追加

• Static Mesh（見た目用）
• Sphere Collision（当たり判定用）

2. 当たり判定の設定

次に、プレイヤーがアイテムに近づいた際に検知できるようコリジョン設定を行います。

1. 「BP_Item」の「Sphere Collision」を選択

2. 「Collision」タブを開く

3. 「Collision Presets」を「OverlapAllDynamic」に設定

4. 「OnComponentBeginOverlap」イベントを作成し、プレイヤーとの衝突を検知

3. インタラクト（ボタン押下）イベントの実装

アイテムに近づいた際にボタンを押すことでイベントを発火させる仕組みを作ります。

1. プレイヤーキャラクターのブループリントを開く（「BP_Player」など）

2. 「Input」タブから新しいアクションマッピングを作成（例：「Interact」）

3. キー（例：「Eキー」）を割り当てる

4. ブループリントに以下のような処理を追加

• 「OnComponentBeginOverlap」でアイテムが近くにあることを記録
• 「OnComponentEndOverlap」で範囲外に出たら記録をリセット
• 「Interact」キーが押された際にイベントを実行

4. 実際のブループリントの作成

以下の手順でプレイヤーとアイテムの連携を行います。

1. 「BP_Item」のイベントグラフを開く

2. 「カスタムイベント」を作成（例：「OnInteracted」）

3. 何かの動作（例：「DestroyActor」など）を追加

4. 「BP_Player」で「Eキー」を押した際に、アイテムの「OnInteracted」を呼び出す

5. まとめ

以上の手順で、プレイヤーがアイテムに近づいた際にボタンを押してイベントを発火させる仕組みを作成できました。

このシステムを応用すれば、アイテムを拾う、扉を開く、会話を開始するなど様々なインタラクションが可能になります。

ぜひ、自分なりのカスタマイズを加えて、より良いゲームプレイを実現してください！