タイトル: 本番環境へのインストールとアプリのデプロイ(nginx編)
SEOタイトル: 本番環境へのdjangoのインストールとアプリのデプロイ(nginx編)
前提
・Webサーバーはnginxを使用します。
・本稿ではPython3.6をインストールします。(バージョンが違う場合は適宜読み替えて下さい)
・本稿ではVPS環境にてデプロイすることを想定しています。
・サーバーOSはCentOSを使用します。(OSが違う場合は適宜読み替えて下さい)
Python3のインストール
yum install -y https://centos7.iuscommunity.org/ius-release.rpm yum install -y python36u python36u-libs python36u-devel python36u-pip |
pipのアップグレード
pip3.6 install --upgrade pip |
仮想環境の作成
pip3.6 install virtualenv virtualenv sample_venv |
上記のvirtualenvは任意のディレクトリにて実行してください。
Djangoのインストール
pip install django |
Djangoプロジェクトの作成
こちらに関しては任意のプロジェクトを用意してください。
djangoアプリの作成方法に関してはこちらのdjango全般に関する記事を参照してください。
サーバーの適当な場所にプロジェクトを配置して下さい。
本稿ではプロジェクト名は「sample」とします。
wsgiのインストール
pip install uwsgi |
※wsgiとはnginxとdjangoを繋げるインターフェース
nginxのインストールと起動
インストール方法に関してはこちらを参照。
インストールが終わったら以下のコマンドを実行してnginxを起動する。
systemctl start nginx |
wsgiのパラメータファイルを作成
プロジェクト直下に以下の内容のwsgiパラメータファイルを作成する。
ファイル名は「uwsgi_params」。
uwsgi_param QUERY_STRING $query_string; uwsgi_param REQUEST_URI $request_uri; uwsgi_param REMOTE_ADDR $remote_addr; |
※内容は変更せずにそのままでよいです。
nginxの設定ファイルを作成
「/etc/nginx/conf.d」にnginxの設定ファイルを作成する。
ファイル名は「sample_nginx.conf」
upstream django { server { location /static { location / { |
※「/path/to/your/sample」周りや「server_name」などは環境に合わせて変更してください。
staticファイルの設定
staticファイルの場所をdjangoとnginxに設定する必要がある。
setting.pyに以下の記述を追加する。
STATIC_ROOT = os.path.join(BASE_DIR, "static/") |
更に以下のコマンドを実行する。
python manage.py collectstatic |
wsgi起動ファイルの作成
プロジェクト直下に以下の内容で作成する。
ファイル名は「sample_uwsgi.ini」
# sample_uwsgi.ini file # Django-related settings # process-related settings |
黄色の部分は環境に合わせて要修正
wsgiのインストール(仮想環境外)
deactivate pip3.6 install uwsgi |
wsgiは仮想環境外にも必要なので仮想環境を非アクティブにしてからインストールする。
Emperor modeの設定
Emperor modeを設定しておくことで設定ファイルの変更をリアルタイムで反映してくれる。
mkdir /etc/uwsgi mkdir /etc/uwsgi/vassals ln -s /path/to/sample/sample_uwsgi.ini /etc/uwsgi/vassals/ |
システム起動時にwsgiが自動で起動するように設定
/etc/rc.localに以下の文言を追記する。
/usr/local/bin/uwsgi --emperor /etc/uwsgi/vassals --uid root --gid root --daemonize /var/log/uwsgi-emperor.log |
※uidとgidはとりあえずrootにしているので適宜変更
以上で本番環境でdjangoアプリへアクセスできるようになります。
課題
socketを
server 127.0.0.1:8001;
ではなく
server unix:///path/to/sample/sample.sock;
を使いたい。
上記で設定が抜けているのか何故か起動しない。
後者の方がパフォーマンスが良いとのこと。