この内容は古いバージョンです。最新バージョンを表示するには、戻るボタンを押してください。
バージョン:3
ページ更新者:guest
更新日時:2026-05-15 09:48:04

タイトル: 階段の作り方
SEOタイトル: ArchiCAD 階段と手摺りの作成手順|階段ツール / 設定画面 / 手摺り追加

この記事の要点
  • ArchiCAD で階段と手摺りを作成する手順
  • 前提: ArchiCAD 23 以降 / Windows OS
  • 階段: 階段ツールをダブルクリックして設定画面を開き、寸法・段数を決めて配置
  • 手摺り: 階段選択中に手摺り追加ボタン → 開始点と終点をクリックして伸ばす
  • スキャナー機能で平面パスから自動生成・パラメータ修正で形状変更

前提

  • ArchiCAD 23 以降 (新階段ツールが導入されたのが 21、本格化したのが 23)
  • Windows OS / Mac でも操作は同様
  • プロジェクトファイルが開かれている

階段の作成手順

  1. ツールパレット → 「階段ツール」をダブルクリック
  2. 「階段の設定」ダイアログが開く
  3. 主要な設定項目を入力:
    • 形状タイプ: 直線・L字・U字・らせん階段
    • 幅・段数・蹴上・踏面のサイズ
    • 表現の種類: モデル表示 / 平面表示 / 矢印
    • レベル: 開始階・終了階
  4. 「OK」を押す
  5. 平面ビューで開始点をクリック → 終了点をクリックして配置
  6. 3D ビューで形状を確認

主要な設定項目

項目典型値意味
蹴上 (Riser)180 mm1 段の高さ
踏面 (Tread)250 mm1 段の奥行
段数17合計階高 / 蹴上 で自動計算可
階段幅900 mm住宅: 750〜900 / 公共: 1200〜
階段勾配30〜35°住宅は 35°前後、緩い階段は 30°以下
踊り場 (Landing)900 mm 以上U字・L字階段の中継ぎ部分

形状タイプ

1. 直線階段 (Straight)

もっともシンプル。一直線。建築規模・スペースに余裕がある場合。

2. L字階段 (L-Shaped)

90 度折返し。住宅でよく使う。中間に踊り場を挟む。

3. U字階段 (U-Shaped)

180 度折返し。スペースが限られた住宅・マンションで定番。

4. らせん階段 (Spiral)

円柱状の支柱に螺旋。中心軸 / 半径 / 角度を指定。意匠性高い。

手摺りの作成手順

  1. 配置済み階段を選択
  2. ツールバーまたはコンテキストメニューから「手摺り追加」ボタン
  3. 手摺りの開始点をクリック
  4. 終点をクリック(途中で折り返しがあれば中継点もクリック)
  5. Enter で確定
  6. 手摺りが追加され、階段と紐づく

手摺りの設定項目

項目説明
手摺り高さ標準 900〜1100 mm(建築基準法による)
笠木 (Top Rail)手で握る最上部の部材
子柱 (Baluster)支柱間の垂直部材
横桟 (Rail)子柱の代わりに横方向の細い棒
支柱 (Post)主要な縦の支え

ベース寸法のチェック(建築基準法)

用途階段幅蹴上踏面
住宅750mm 以上230mm 以下150mm 以上
共同住宅・3F以下750mm 以上220mm 以下210mm 以上
共同住宅・4F以上1200mm 以上200mm 以下240mm 以上
小・中・高校1400mm 以上180mm 以下260mm 以上
劇場・百貨店1400mm 以上180mm 以下260mm 以上

※ 詳細は最新の建築基準法施行令を参照

パラメータの後から変更

階段を配置した後でも、設定ダイアログから容易に変更できます:

  1. 配置済みの階段を選択
  2. 右クリック → 「選択した階段の設定」または Settings ボタン
  3. 設定ダイアログで任意のパラメータを変更
  4. 「OK」で反映 → 3D 形状・平面表示が即時更新

カスタム形状(複雑な階段)

  • ポリラインモード: 自由なパスで階段を作る(多角形に折れ曲がるパス)
  • カスタム踏面: 個別の段だけ寸法を変える
  • 分岐階段: 階段の途中で分かれる構造
  • 勾配可変: 段の高さを段階的に変える

3D ビューでの確認

  1. F5 キーまたは 3D ボタンで 3D ビュー表示
  2. マウスドラッグで視点回転
  3. 断面ツールで階段を切断して内部構造を確認
  4. BIM データとして段数・体積等の数量も自動算出

よくあるトラブル

  • 階段が階高に合わない: 蹴上 × 段数 = 階高 になっているか確認
  • 踊り場の位置が変: 中間レベルを再設定
  • 手摺りが階段と離れる: 階段を再選択して手摺りを再作成
  • 3D で表示されない: レイヤー設定で階段レイヤーを表示
  • 断面で段が描かれない: 階段の断面描画オプションを確認

関連

  • BIM データの整合性: 階段は構造材・床版とリンクして影響を受ける
  • IFC エクスポート: Revit や他 BIM ツールとの相互運用
  • 数量集計: 階段の段数・材料を BIM 数量表で自動集計
  • 建築申請図面: 平面・断面に階段が正しく描画される