タイトル: TeraTerm
Tera Term とは?
Tera Term は、Windows 向けのターミナルエミュレータです。SSH (SSH1/SSH2) と Telnet で他の端末に接続し、リモートログインしてシェル操作を行うために使われます。日本国内では長らく定番として親しまれてきました。
ダウンロードは 公式サイト (Tera Term Project) から行えます (旧 OSDN ページは こちら)。
Tera Term の主な特徴
- 無料・OSS (BSD ライセンス) — 商用利用も自由
- SSH1 / SSH2 / Telnet / シリアル対応 — リモート機器の調査・組込み機器のシリアルコンソールにも使える
- マクロ機能 —
.ttlスクリプトで定型作業を自動化 - ログ機能 — セッション全体のログ・タイムスタンプ付き保存
- SCP / SFTP 機能 — SSH 接続中にファイル転送が可能 (ドラッグ&ドロップ)
- 日本語環境向けの文字コード対応 — UTF-8 / EUC-JP / Shift_JIS
- ポートフォワーディング — ローカル/リモート/ダイナミック (SOCKS)
- 公開鍵認証対応 — OpenSSH 形式 (RSA / ECDSA / Ed25519)
基本的な接続手順
- Tera Term を起動すると「新しい接続」ダイアログが表示される
- ホストに接続先のサーバ名/IP を入力
- サービスから「SSH」を選択 (ポートは既定の 22)
- 「OK」をクリックすると初回はホスト鍵の確認。フィンガープリントを別チャネルで照合してから「続行」
- SSH 認証ダイアログでユーザ名・パスワード/鍵を入力
- 接続が完了するとリモートシェルが利用可能
公開鍵認証の設定
- メニュー「設定」→「SSH 鍵生成」で鍵ペア生成 (推奨: Ed25519、または RSA 4096bit)
- 秘密鍵 (例:
id_ed25519) を任意の安全な場所に保存 (パスフレーズ推奨) - 公開鍵 (
id_ed25519.pub) の中身をサーバ側~/.ssh/authorized_keysに追記 - サーバ側のパーミッション:
~/.sshは 700、authorized_keysは 600 - 次回の接続で「RSA/DSA/ECDSA/ED25519 鍵を使う」を選択し、秘密鍵を指定
マクロ (TTL) の例
|
; sample.ttl |
マクロを使うと、踏み台経由のログインや、定型コマンドの実行・ログ収集を自動化できます。
類似ソフトとの比較
| ソフト | 特徴 |
|---|---|
| Tera Term | 軽量・マクロ・日本語環境に強い |
| PuTTY | 軽量・シンプル・.ppk 鍵 |
| RLogin | 多機能・タブ対応・日本語UI |
| MobaXterm | 統合ターミナル (SSH/SFTP/X11/RDP) |
| Windows Terminal + OpenSSH | Windows 標準。タブ・タイル分割 |
| WinSCP | SCP/SFTP GUI 中心。PuTTY 連携 |
運用上の注意
- SSH1 は古く脆弱性がある。SSH2 のみ使う
- 本番接続では公開鍵認証を基本とし、パスワード認証は無効化
- 秘密鍵にはパスフレーズを設定
- Tera Term 自体にも過去に CVE がある。常に最新版を使う
- ログ自動保存はトラブル時に非常に有用。ただし機密情報がログに残る点に注意
- マクロや設定ファイル (
TERATERM.INI) を Git 等で共有する際は、秘密鍵パスや認証情報を含めない
関連
- 親カテゴリ: SSH (ソフトウェア)
- SSH プロトコル: SSH
- 類似ソフト: PuTTY