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ページ更新者:guest
更新日時:2026-06-11 07:10:02

タイトル: WinSCP
SEOタイトル: WinSCP 完全ガイド(SFTP/SCP/FTP 接続・公開鍵認証・自動同期・スクリプト連携)

この記事の要点
  • WinSCP は Windows 用の定番フリーソフト。SFTP / SCP / FTP / FTPS / WebDAV / S3 に対応
  • GUI は左右 2 ペイン (ローカル / リモート) で、ドラッグ&ドロップで直感的なファイル転送
  • 公開鍵認証対応 (PuTTY 形式 .ppk) — SSH 鍵でパスワードなし接続が可能
  • 自動同期 / フォルダ監視 / スクリプト でデプロイ作業を半自動化できる
  • Pageant / PuTTY との統合でSSH 接続そのまま起動。Windows 開発の標準三種の神器

WinSCP とは

WinSCP (ウィンエスシーピー) は Windows 用の無料ファイル転送 / リモートファイル管理ソフトウェアです。SFTP, SCP, FTP, FTPS, WebDAV, Amazon S3 と主要なファイル転送プロトコルを1 つのクライアントで網羅でき、Windows のサーバー管理者・開発者の標準ツールとして広く普及しています。

公式サイト: https://winscp.net/ (オープンソース / GPL ライセンス)

主な特徴

特徴内容
対応プロトコルSFTP / SCP / FTP / FTPS / WebDAV / Amazon S3
セキュリティSSH ベースの暗号化転送。公開鍵認証対応
GUI左右 2 ペインの Norton Commander 風 / Explorer 風の 2 種から選択
言語日本語対応 (インストーラで選択)
自動化スクリプト / .NET アセンブリ / コマンドライン
料金完全無料・広告なし・オープンソース
OSWindows 10 / 11 (32/64bit) / Windows Server

インストール

  1. 公式サイトから最新版のインストーラをダウンロード
  2. 実行してウィザードに従う — 言語選択で「日本語」を選ぶ
  3. セットアップタイプは「標準セットアップ」推奨 (Pageant や PuTTY が同梱される)
  4. 初期インターフェイスは「コマンダー」(左右 2 ペイン) と「エクスプローラー」(右側のみ) から選択

接続方法

パスワード認証 (SFTP)

  • 「新しいサイト」ボタンをクリック
  • プロトコル: SFTP を選択
  • ホスト名: example.com など / ポート番号: 22 (デフォルト)
  • ユーザー名・パスワードを入力
  • 「保存」 → サイト名をつけて保存 → 「ログイン」

公開鍵認証 (推奨)

SSH 鍵を使う場合は、PuTTY 形式 (.ppk) の秘密鍵を用意します。OpenSSH 形式 (id_rsa) は WinSCP 同梱の PuTTYgen で変換可能。

  1. 「サイトの設定」ダイアログで「詳細」 → 「SSH」 → 「認証」
  2. 「秘密鍵」欄で .ppk ファイルを指定
  3. パスワード欄は空のまま「保存」 → 「ログイン」
  4. 初回はパスフレーズ入力 (Pageant に登録すれば次回以降不要)

転送モード

モード説明
テキスト改行コードをOS に応じて変換。.txt / .html / .php など
バイナリ無変換で転送。.jpg / .zip / .exe など
自動拡張子で自動判別 (推奨)

環境設定で「自動」モードと拡張子ルールを定義しておくと事故が減ります。誤って画像をテキストモードで送って壊れる事故は古典的な失敗例です。

自動同期 / フォルダ監視

WinSCP の真骨頂はここから。GUI 操作を超えた自動化機能が充実しています。

1. 同期

「コマンド」→「同期」で、ローカルとリモートの差分を一括反映できます。方向 (ローカル→リモート / 双方向 / リモート→ローカル) を選択可能。

2. ローカル変更を保存 → 自動アップロード

変更を保存」機能を有効にすると、エディタでローカルファイルを保存した瞬間に WinSCP が検知して自動アップロード。簡易デプロイ環境として優秀。

3. キープアライブ

長時間接続を維持するためのキープアライブ機能あり。設定 → 「接続」 → 「キープアライブ」で間隔を指定。

スクリプトで自動化

コマンドライン版 winscp.com で操作をスクリプト化できます。Windows のタスクスケジューラに登録すれば定期実行も可能。

@echo off
"C:\Program Files (x86)\WinSCP\WinSCP.com" /command ^
    "open sftp://user@example.com/ -privatekey=C:\keys\id.ppk" ^
    "lcd C:\local\path" ^
    "cd /var/www/html" ^
    "synchronize remote" ^
    "exit"

パスワードを平文で書きたくない場合は /ini=nul /rawconfig オプションや、暗号化済みセッション設定 (.ini 内) を活用します。

PuTTY / Pageant との連携

  • Pageant に鍵を登録しておけば、WinSCP / PuTTY 両方からパスフレーズ入力なしで接続可能
  • WinSCP の「PuTTY を開く」ボタンで、同じセッション設定のまま SSH 接続を開ける
  • セッション設定は WinSCP / PuTTY で双方向にインポート / エクスポート可能

WinSCP vs FFFTP / FileZilla

項目WinSCPFFFTPFileZilla
SFTP
SCP××
S3×○ (Pro 版)
公開鍵認証 (.ppk)
同期 / 監視
スクリプト×
UI 日本語
料金無料無料無料 (Pro は有料)

機能網羅性・自動化能力でWinSCP が一歩リード。FileZilla はマルチプラットフォームが強み、FFFTP はシンプルさが強み。

よくあるトラブル

Q: 接続できない (タイムアウト)
A: ファイアウォール / セキュリティソフトでブロックされていないか。ポート 22 が開いているか。サーバー側で sshd が起動しているか。

Q: 接続できるがファイル一覧が出ない
A: パッシブモード / アクティブモードの切替を試す (FTP の場合)。SFTP なら気にしなくて良い。

Q: 文字化けする
A: 設定 → 「環境」 → 「文字コード」で UTF-8 を指定。サーバー側の Locale が ja_JP.UTF-8 になっているか確認。

Q: 公開鍵認証で「Server refused our key」
A: サーバー側の ~/.ssh/authorized_keys に対応する公開鍵が登録されているか、パーミッション (700 / 600) が正しいか確認。

Q: 上書きアップロード時の確認をオフにしたい
A: 環境設定 → 「転送」 → 「上書き時の挙動」を「常に上書き」に変更。デプロイ時に便利。