タイトル: サーブレット
サーブレットの記事です。ServletはJava EE / Jakarta EE 標準のWebコンポーネントで、Webサーバー上で動作してHTTPリクエストを処理し、HTMLやJSONなどのレスポンスを返すサーバーサイドJavaの基本単位です。
サーブレットとは
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 役割 | HTTPリクエストを受けてレスポンスを返すJavaクラス |
| 動作環境 | サーブレットコンテナ(Tomcat、Jetty、WildFly等) |
| 名前空間 | javax.servlet(Java EE)/ jakarta.servlet(Jakarta EE 9+) |
| 主要クラス | HttpServlet、HttpServletRequest、HttpServletResponse |
基本のサーブレットの最小例
|
import jakarta.servlet.*; |
HTTPメソッド別のオーバーライド
| メソッド | 処理するHTTPメソッド |
|---|---|
doGet() | GET |
doPost() | POST |
doPut() | PUT |
doDelete() | DELETE |
doHead() | HEAD |
doOptions() | OPTIONS |
主要なリクエスト処理API
| 呼び出し | 取得内容 |
|---|---|
req.getParameter("name") | クエリパラメータ/フォームフィールド |
req.getHeader("X-...") | HTTPヘッダ |
req.getCookies() | Cookie配列 |
req.getSession() | セッション取得(無ければ作成) |
req.getRemoteAddr() | クライアントIP |
req.getInputStream() | リクエストボディ(POST/PUT) |
req.getRequestDispatcher("/x.jsp").forward(req, res) | JSPへフォワード |
レスポンス処理
|
// ステータス設定 |
web.xml と アノテーション
サーブレットのURLマッピングは2通りの書き方があります。
1. アノテーション(Servlet 3.0以降、推奨)
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@WebServlet("/users/*") |
2. web.xml(古典的)
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サーブレットのライフサイクル
- init(): コンテナ起動時または初回呼び出し時に1度
- service() → doGet/doPost...: リクエストごとに呼ばれる(マルチスレッド)
- destroy(): コンテナ停止時/再デプロイ時
1つのサーブレットインスタンスを複数スレッドが共有するため、フィールド変数の使い方に注意(スレッドセーフ性)。
サーブレットとJSPの関係
- サーブレット: 主にロジック処理
- JSP: HTML生成(サーブレットに変換されて実行)
- 典型的なMVC: サーブレットがリクエスト処理 → JSPで表示
注意点
- Java EE 8 → Jakarta EE 9で
javax.servletがjakarta.servletにリネーム。古い記事のサンプルはimport文に注意 - Tomcat 10以降は Jakarta EE 9+。Tomcat 9以前は
javax.* - 大規模アプリでは直接サーブレットを書くより Spring 等のフレームワーク利用が主流
関連
- 親カテゴリ: Java EE
- JSP: JSP
- Tomcat: Apache Tomcat
- サーブレットAPI: サーブレットAPI