タイトル: 条件分岐
本稿は Java の条件分岐に関する記事です。Java の条件分岐には、大きく if 文とswitch 文の 2 種類があります。条件に応じて処理を分岐させたいときに使い、プログラムの「もし〜なら」を表現するための基本構文です。
各文の詳細は子ページを参照してください。
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if 文の基本構文
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// 単純な if |
switch 文の基本構文
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switch (day) { |
switch 式 (Java 14+)
Java 14 以降、switch 式として値を返す書き方が利用できます。break 不要・複数値の指定が可能で、フォールスルー事故を防げます。
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String name = switch (day) { |
条件式で使う演算子
| 分類 | 演算子 |
|---|---|
| 比較 | == != < > <= >= |
| 論理 | && (AND) || (OR) ! (NOT) |
| 型 | instanceof |
if と switch の使い分け
| シチュエーション | 適切な選択 |
|---|---|
| 2〜3 分岐、範囲条件 | if / if-else if |
| 1 つの値に対する多くの等価判定 | switch |
列挙型 (enum) の網羅 | switch (Java 14+ の式形式が読みやすい) |
| 論理式・複合条件 | if |
| パターンマッチ (Java 21+) | switch + パターン |
switch 文で使える型
byte/short/int/char- 対応するラッパクラス (
Byte、Integer等) String(Java 7+)enum- Java 21+ ではパターンマッチングでクラス型も扱える
三項演算子 (条件演算子)
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String label = (score >= 60) ? "合格" : "不合格"; |
短い分岐や代入式の中で便利ですが、複雑な条件には if を使った方が可読性が高いです。
注意点
- == は値の比較。
String等のオブジェクトでは.equals()を使う - switch の break 漏れは意図しない fall-through を招く。switch 式 (
->) なら防げる - else を書かない多段 ifは条件抜けを生みやすい。早期 return / 早期 continue を活用
- boolean 比較で
== trueは冗長 (if (x)でよい) - NullPointerException — オブジェクト比較前に null チェックを忘れない (Java 7+ の
Objects.equalsが便利) - 列挙型の switch では default を書くか、すべての enum 値を網羅するかをコードレビューで確認